2022ドラフト2日目のパンサーズ

2022ドラフト2日目のパンサーズ

マリク・ウィリスが、まさかの3巡まで来た。

ウィリス指名できたじゃん…

。。。

 

NFLドラフト2022、2日目。

2日目の指名権を持っていなかったパンサーズ、動きました。

3巡94位

3巡へトレードアップを行い、QBマット・コラルを指名しました。

対価は今年の4巡137位と来年の3巡。来年の1巡と2巡を守りながら、1巡指名されてもおかしくなかったQBを3巡で指名できたという事実は、十分価値があると言っていいでしょう。

 

なぜウィリスやデズモンド・リダーではなかったかと言えば、上記動画冒頭の「RPO SPECIALIST」の言葉通り、コラルはHCマット・ルールのオフェンスマインドであるRPO(ラン-パスオプション)に最適化しているQBだからだと思います。クイックリリース、フットワークの軽さという点も魅力的な要素です。

思えばクリスチャン・マキャーフリーを頑なにトレードしないのも、RPOを軸にしているが故と言われれば納得できますね。

オルミス大学はイーライ・マニングの出身大学であり、背番号2のMattと言えば、長らく同地区で戦ったマット・ライアンを思い起こす。

うまく成長できれば、そういった存在になれるかもね。

懸念事項としては、フィールド上ではメンタル、フィールド外ではアルコール問題と、ちょっと不安過ぎる言葉が並んでいますが、まぁその辺はおいおい。

ダーノルドニキに対する敬意を忘れないあたり、人柄は大丈夫そうかな。しっかりダーノルドニキから先発の座を奪ってくださいな。

妄想話

なぜ3巡下位まで待ちに待ってトレードアップをしたのか。

2日目のパンサーズは、最初から2巡へのトレードアップは考えておらず、3巡も下位まで様子見して、ウィリスorリダーorコラルが残っているならトレードアップで獲得しに行く、といった狙いだったのかなと思います。その意図は当然、来年の上位指名権をできる限り守るためでしょう。

裏を返せば、3巡下位までにウィリス、リダー、コラルが全員指名されたら、ベイカー・メイフィールドのトレードに動いたかもしれません。メイフィールドのトレード話は、ドラフト前後で噂が絶えなかったですからね。

そういう意味では1日目同様、パンサーズにとって理想的な展開となった2日目だったと思います。まさか3巡までこの3人が残るとは、誰が想像できようか。

 

コラル指名により、さすがにメイフィールドのトレード話は無くなったでしょう。一応まだ狙うこともあり得ますが、ブラウンズは2巡以上の指名権を求めてくるでしょうし、コラルを指名した意味が無くなります。

ちなみにコラルのNFL公式プロスペクトデータの比較対象QBは、何を隠そう、メイフィールドになっています。それなのにメイフィールドを獲得するのは無いよなぁ。

2日目終了

2日目、2~3巡指名が終了。視聴していた方々、お疲れ様でした。

最終日である3日目のパンサーズの指名権は、

  • 5巡144位
  • 5巡149位
  • 6巡199位
  • 7巡242位

となっています。あとはWR、TE、EDGE、MLB辺りを指名してくれたら満足です。