新HC決定!!

新HC決定!!

1月末には決定すると言われていた中、HCを探す他チームよりも早く決めました。

パンサーズの新しいHCが、コルツ前HCフランク・ライクになりました。

10人近いHC候補と面談した後、ライク、スティーブ・ウィルクス、カウボーイズOCケレン・モーアの3人と2回目の面談を行いまして、オーナーのデイビッド・テッパーはライクに決定したようです。

ウィルクスがHCになれなかったことは非常に残念ですが、面談をしたHC候補の多くがそうであるように、やはりオフェンシブマインドを持つコーチを採用したかったということでしょうね。イーグルスOCも有力候補だと言われていましたが、チームがプレーオフに残っている関係上、30日以降にしか面談ができないという制約があったため、断念した感じですかね。

とにかく1つ言えることは、同地区ライバルに1巡指名権2つを渡さないといけないショーン・ペイトンにならなくて本当に良かった。HCを招き入れるだけで何で1巡指名権を2つも渡さないといけないんだセインツさんよ。

契約は4年になるそうで、現地30日に正式契約、31日に会見を行う予定とのこと。7年もの契約をしたマット・ルール時の反省か、しっかり程よい契約期間で何よりです。

 

ライクは61歳。ルールを雇った際にテッパーが語っていた、若いHCに末長くチームを牽引してもらいたいという考えは完全に無くなったようですね。まぁルール時代の地獄を思い返せば当然ですけど。良くも悪くも、目先の勝利を優先したということでしょうか。

現役時代はQBとして14年間NFLでプレー。1995年には創設初年度のパンサーズに加入し、チーム史上最初の先発QBであり、チーム史上最初にTDパスを決めたQBとして名を残しています。そう、何気にパンサーズと繋がりがあるのです。

その後コーチに転身し、WRコーチやQBコーチ、OCなどオフェンスのコーチを経験。2017年にはイーグルスのOCとして、チーム初のスーパーボウル制覇に貢献。翌2018年にコルツHCに就任しました。

コルツHC時代は毎年先発QBが代わる難しい状況下でも、約4シーズン半で40勝33敗1分、プレーオフ進出2回(1勝2敗)と、とても優秀な成績を収めています。2022年シーズンはQBマット・ライアンとうまくいかず、3勝5敗となったタイミングで解任されました。

 

家族は現在カロライナにお住みとのことで、パンサーズと縁もゆかりもあるライク。

コルツHCを解任された際多くの人が疑問を呈したように、その手腕だけでなく人柄も素晴らしいと見受けられるライクのパンサーズHC就任は、期待していいと思います。オフェンスの大改善、大いに楽しみです。

唯一のネックは年齢ですが、他チームにはもっと年上のHCが多数いるので、ライクには長くパンサーズを常勝チームとして引っ張ってもらいましょう。

 

 

奇しくも、新HCライクと現パンサーズGMスコット・フィタラーはこの2年、他チームからトレードで連れて来たQBを先発に据えて苦しんでいます。

これはつまり、ドラフト1巡でのQB指名は固いと思ってよろしいか?