2022WEEK2@ニューヨーク・ジャイアンツ戦の感想
- 2022.09.19
- カロライナ・パンサーズ

全体の感想
開幕キックオフリターンで、いきなりRBチュバ・ハバードがファンブルしたところから始まった試合。
思えばこの時、嫌な予感しかしなかった。
それを象徴するかのように、立て続けにWRロビー・アンダーソンがファンブル。
その後もレシーバーのドロップが相次ぎ、RBクリスチャン・マキャーフリーが100ヤードを越えたランオフェンスとは相反して、パスオフェンスは最後の最後まで残念でした。
QBベイカー・メイフィールドはパス精度がイマイチな場面こそありましたが、それ以上にレシーバーのドロップに苦しめられた感じですかね。
WRシャイ・スミスは2ドロップしていたにもかかわらず、メイフィールドとブラウンズ時代からのチームメイト且つプレシーズンでも良い活躍をしていた、この日アクティブだったWRラシャード・ヒギンズは一切起用されず。
Matt Rhule on playing different guys such as Higgins: “We don’t need to change. We just need to battle through.”
— Joe Person (@josephperson) September 18, 2022
HCマット・ルール曰く、そんな起用方法を変えるつもりはないとか。大丈夫かこの人…
ディフェンスは最後の方に少々やられましたが、RBセイクワン・バークリーを72ヤードに抑えるなど、ブラウンズ戦よりランディフェンスの改善が見られました。
サックも3奪えており(体感ではもっと奪えたような気持ち)、これはブラウンズとジャイアンツのOLの差と考えていいかもしれません。あちらのルーキーRTエヴァン・ニールも、パンサーズのルーキーLTイケム・エクウォヌ同様苦戦していました。
ただ、パンサーズがTDをあげて、この日初めてリードした直後にあっさりTDを取られて追いつかれた場面はいただけないですね。
ターンオーバーこそ2試合続けてありませんでしたが、この日躍動していたOLBフランキー・ルヴの未遂もありましたし、そういった部分以外は良かったと思います。
オフェンス
QB
CMP/ATT | YDS | SK | TD | LG | INT | RT | |
B.Mayfield | 14/29 | 145 | 2 | 1 | 29 | 0 | 74.6 |
レシーバーのドロップがいくつか見受けられ、このような感じに。メイフィールド自身もパスミスがいくつかあったので、その辺は要改善。スナップミスが無くなっていたのは良かった。
OL
可もなく不可もなく。ルーキーLTエクウォヌはブリッツに翻弄されるなど、相変わらずまだまだといったところ。ただこの日はRTテイラー・モートンもやらかしていたので、全体的に微妙だったと言えるかもしれない。ジャイアンツディフェンスに怪我人が多かったことに救われた箇所はある。
ラン
ATT | YDS | AVG | LG | TD | |
C.McCaffrey | 15 | 102 | 6.8 | 49 | 0 |
B.Mayfield | 6 | 35 | 5.8 | 17 | 0 |
D.Foreman | 2 | 9 | 4.5 | 7 | 0 |
マキャーフリーは、2019年以来となる100ヤード達成。おめでとう。この日の救い。
レシーブ
REC/TAR | YDS | AVG | LG | TD | |
D.Moore | 3/6 | 43 | 14.3 | 29 | 1 |
R.Anderson | 3/5 | 32 | 10.7 | 19 | 0 |
C.McCaffrey | 4/5 | 26 | 6.5 | 10 | 0 |
G.Ricci | 1/1 | 16 | 16.0 | 16 | 0 |
I.Thomas | 1/3 | 13 | 13.0 | 13 | 0 |
S.Sullivan | 1/1 | 13 | 13.0 | 13 | 0 |
S.Smith | 1/6 | 2 | 2.0 | 2 | 0 |
OCジョー・ブレイディの時の方が数字目立ってたよね。
ドロップ2回を含むレシーブ1/6のスミスは使い続け、ヒギンズは一切起用しない。本当に意味分からんわ。
ディフェンス
ランはトータル103ヤード。パスはトータル176ヤード。許したTDは1。十分でしょう。
なぜこれで勝てない。答えは簡単、オフェンスがダメだったから。
DL
DEブライアン・バーンズが2サック、DTマット・アイオニディスが1サック。バーンズはQBヒットも4あげており、ジャイアンツOLに感謝案件。
LB
OLBルヴとOLBシャック・トンプソンが共に計10タックルと活躍。MLBダミアン・ウィルソンは2タックルと、もはや先発出場していたか疑うレベル。
DB
Sゼイビア・ウッズが計10タックルと2試合続けて活躍。Sジェレミー・チンは5タックル。
CB陣も許したパス最長24ヤードと、しっかり対応してくれました。
スペシャルチーム
Kエディ・ピネイロは3FG(最長38ヤード)・エクストラポイント共にミス無し。Pジョニー・ヘッカー、LS J.J.ジャンセン問題無し。
さいごに
WEEK2では様々な大逆転劇が起きたようで。ジェッツなんかはエースQBザック・ウィルソン抜きで、パンサーズが負けたブラウンズを破ったりとかさ。
Panthers have lost nine in a row.
Rhule is 1-25 when allowing 17 points or more and 0-15 when his team has an opportunity for a fourth-quarter comeback.
— Josh Klein (@joshkleinrules) September 18, 2022
そんな中ルールパンサーズは、17点以上点を取られるとほぼ勝てないんだってね。
この3年間、パンサーズファンは何を見せられているの? これもコロナのせいなの?
この3年間で心躍るような試合は、皮肉にも昨シーズンのカーディナルス戦、そう、QBキャム・ニュートンのカムバック試合だけです。他ぜーんぶ思い出に残ってないわ。
2018年はニュートンが肩を痛めていてロングパス一切無しだったものの、シーズン中盤までプレーオフを目指せるチーム状態(勝敗)だった。
2019年は開幕から2試合目という早々にニュートンが負傷離脱したものの、マキャーフリーの偉大な1000・1000記録を楽しめたシーズンだった。
そしてHCルール時代。
2020年は結果的にトレードアップしないと指名できなかったとはいえ、ドラフトでジョー・バロウ、トゥア・タゴヴァイロア、ジャスティン・ハーバートをスルーし、先発QBにテディ・ブリッジウォーターを添えて惨敗。
2021年はドラフトで普通に指名できたのに、ジャスティン・フィールズ、マック・ジョーンズをスルーし、先発QBにサム・ダーノルドを添えて惨敗。
2022年はドラフトでケニー・ピケット、マリク・ウィリスをスルーしマット・コラルを指名。そのコラルはプレシーズンで負傷しシーズンエンド。メイフィールドは悪くないと思いますが、ここまで2連敗。昨シーズンから続く連敗は9に更新。
大学時代はディフェンスだけで勝てたかもしれないけど、プロはちゃんとオフェンスも機能しないと勝てない。
ルールのやり方は通用しないと、ハッキり分かる試合でした。マキャーフリーの49ヤードランくらいしか見所の無い見ててつまんねー試合しかできないなら、せめて勝ってくれ。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
CAR | 0 | 6 | 7 | 3 | 16 |
NYG | 6 | 0 | 7 | 6 | 19 |
パワーランキングぶっちぎり最下位待ったなし。
Pat McAfee just dropped Matt Rhule’s name as a coach Nebraska should look at as their next head coach.
“He could be on his way out as the Carolina Panthers head coach.”@PatMcAfeeShow
— Will Kunkel (@WillKunkelFOX) September 17, 2022
そんなHCルールは、噂によると次の就職先が既に内定しているようで。
これはもしかしたら近年稀に見る(というか見たことない)、9月中の解任なんてあるかもしれないね。もういっそのこと、そうしてもらった方がいい気がするわ。
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