2022WEEK12デンバー・ブロンコス戦の感想

2022WEEK12デンバー・ブロンコス戦の感想

全体の感想

今シーズンのブロンコスなので、手放しに喜んでいいか微妙なところではありますが。

はい、危なげなく勝ちました。完勝です。

 

オフェンスはランが出て、今シーズン初出場・初先発ながらQBサム・ダーノルドの安定したパフォーマンスによりパスも上々。

RBディオンテ・フォーマンがラン113ヤードをあげ、リーグ屈指のブロンコスCBパトリック・サーテインからWR D.J.モーアがレシーブ103ヤード(最長52ヤード)・1TDを奪うなど、強力なブロンコスディフェンスを突き崩し、順調に得点を積み上げていくことができました。

サーテインは昨年のドラフトでパンサーズCBジェイシー・ホーンの直後に指名された選手で、この2年サーテインとホーンはずっと比較され続け、サーテインの方がよかったなんて声も囁かれていた中でこの結果。

ホーンは主にブロンコスエースWRコートランド・サットンをマークし、レシーブ75ヤード(最長22ヤード)・0TD。

やってくれましたホーン。

心なしかOCベン・マカドゥーのプレーコールも多少はバリエーションに富んでいたように見えました。OC就任時パンサーズに来た理由の1つとして「ダーノルドが居るから」と述べていたマカドゥー、そんなダーノルドが先発したことも影響してたりして。相変わらず3rdダウンコンバージョン成功率は16.7%(2/12)とえぐいほど低いですけど。

 

ディフェンスはブロンコスオフェンスを圧倒。

ランで少々やられましたが、QBラッセル・ウィルソンから3サック・1ファンブルを奪うなど、ほぼ封じ込めることに成功しました。

ウィルソンと言えばシーホークス時代、長きにわたりパンサーズを苦しめて来たQB。

そんなQBが、見る影もなく大苦戦している様子を目の当たりにしようとはねぇ。

こちらはHCが交代してからホーム全勝。やはりHCの影響ってかなり大きそうだ。

オフェンス

QB

CMP/ATT YDS SK TD LG INT RT
S.Darnold 11/19 164 0 1 52 0 103.8

正直甘く見てましたごめんなさい。OLが良いとこんなにしっかりしてくれるのね。落ち着いたナイスパフォーマンスでした。

既に次戦の先発も決まり、あとはこの調子を維持してくれれば、ですね。昨シーズンと違い、事あるごとにニヤニヤしてなかったのも好印象。

OL

危ない場面はありましたが、結果的に許したサック0。ランブロックも良く、やはり大安定。LGブレイディ・クリステンセンが2度のホールディングをしてしまった以外素晴らしい。

ラン

ATT YDS AVG LG TD
D.Foreman 24 113 4.7 18 0
C.Hubbard 17 65 3.8 12 0
S.Darnold 3 3 1.0 2 1
L.Shenault 1 2 2.0 2 0
S.Chandler 1 2 2.0 2 0

RBフォーマンが100ヤード越え達成。トータルも185ヤードと良い感じ。

一応ファンブルしているので一概には褒められませんが、ダーノルドのローリングTDもお見事でした。

レシーブ

REC/TAR YDS AVG LG TD
D.Moore 4/6 103 25.8 52 1
I.Thomas 2/2 21 10.5 15 0
L.Shenault 2/2 19 9.5 14 0
R.Blackshear 1/2 11 11.0 11 0
T.Marshall 1/3 8 8.0 8 0
T.Tremble 1/2 2 2.0 2 0

我らがエース、素晴らしい活躍でした。

ここ数試合完全覚醒していたWRテレイス・マーシャルは大人しめ。ダーノルドとは昨年から一緒に居るけど、もしかしたら相性悪いのかね。

ディフェンス

QBウィルソンは、パス成功19/35、142ヤード、被サック3、1TD、レーティング73.7。シーホークス時代のような鋭さやキレは無く、同一人物とは思えなかったです。

ランはトータル121ヤードやられていますが、RBラタビアス・マレーの一撃52ヤードがあるためで、それ以外致命的なミスはありませんでした。

DL

DEマーキース・ヘインズが1サック、2パスディフェンスと活躍。サーズデーナイトのファルコンズ戦で2サックをあげて以来調子良さそうで何より。

そしてDEブライアン・バーンズ。

2サック、1ロスタックル、3QBヒット、1パスディフェンス、1ファンブルフォースと大暴れ。そしてキャリア初となるシーズン二桁サック(10)到達。おめでとう。

今シーズンここまででサック数とロスタックル数で共にリーグ4位以上に名を連ねている選手は、カウボーイズのマイカ・パーソンズのみ。1巡指名権を積まれてもトレードしなかったのは、大いに納得ですね。

後ろから片手でひょいとファンブルフォース&サック。おそろしい選手だ。

LB

OLBフランキー・ルヴがチームトップの計8タックル。OLBシャック・トンプソンもチーム2位タイとなる計6タックルを記録。MLBダミアン・ウィルソンはタックル0と、いよいよ存在が消えてきました。

DB

Sゼイビア・ウッズがロングパスを防ぐスーパーパスディフェンス。

スペシャルチーム

フェイクパントを決めたりファンブルからターンオーバーを決めたりした一方、リターナーのRBラヒーム・ブラックシアーがファンブルしたりオンサイドキックをSサム・フランクリンが取り損ねたりと、まぁ色々あったスペシャルチーム。

Kエディ・ピネイロはFG3本(42、26、36ヤード)をしっかり成功し、Pジョニー・ヘッカーもいつも通り安定したパントを披露と、キッカーとパンターは問題無く安定していました。

もちろんこの選手も。

LS J.J.ジャンセンがこの日キャリア221試合目となる出場を果たし、パンサーズの歴代最多出場を記録。勝利で飾れてよかった、おめでとう。

さいごに

HCがマット・ルールからスティーブ・ウィルクスに代わって3勝4敗。

@ベンガルズ戦大敗後ルールの息のかかったディフェンスコーチを2人クビにしてから3試合の失点は、わずかに15点(ファルコンズ)、13点(@レイブンズ)、10点(ブロンコス)。許したTDは3試合で4つのみ。

HCって本当に大事だね。そしてこんな短期間で勝てるチームにまとめ上げているウィルクス、凄いわ。

1Q 2Q 3Q 4Q Total
DEN 0 3 0 7 10
CAR 7 3 7 6 23

次週はようやくのBYE WEEK。ゆっくりしましょう。

気になるプレーオフピクチャーはというと、WEEK12同地区ライバル全敗により、地区優勝は全然狙えます。これは面白い。