2022WEEK11@ボルティモア・レイブンズ戦の感想

2022WEEK11@ボルティモア・レイブンズ戦の感想

全体の感想

惨敗も覚悟していた試合、よもや勝てそうだったことにまずは感謝。ディフェンスが相当頑張ってくれました。

言うまでもなく、敗因はオフェンス。

ランオフェンスが全く出なかったことや、WRシャイ・スミスの痛過ぎるファンブル等要因は様々ありますが、やはり主たるはこの2人か。

3&アウトの回数がリーグワースト。

最初の1回が出たからって、以降中央一点張りのお粗末ランオフェンス。

プレーアクションがリプレイかと思うほど、おんなじ動きばかりを繰り返すパスオフェンス。

OCベン・マカドゥーはいつも通り相当酷かった。WRラヴィスカ・シュノウトの起用だけ若干のバリエーションが増えていたものの、さっさとクビにして欲しいところです。

しかしマカドゥーと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に深刻だったこの人。

ターゲットわずか5回と、エースWR D.J.モーアへ全然パスを投げられていない。

1つはアンラッキーだったが、もう1つは明らかに危ないなと思うパスで案の定インターセプト。

ディフェンスのプレッシャーかかっていたとはいえ、ワイドワイドオープンだったWRテレイス・マーシャルへパスを通せない。

かつて同地区として毎年対戦していた勝手知ったる相手に、わずか3点の成す術なく完敗。

今シーズン、もう先発出場するベイカー・メイフィールドを見ることはなさそうですね…ありがとうございました。

オフェンス

QB

CMP/ATT YDS SK TD LG INT RT
B.Mayfield 21/33 196 4 0 34 2 54.6

あとはベンチで他選手のバックアップを頼んだ。

OL

許した4サックの内、1つはRBチュバ・ハバードのブリッツブロックミス、2つは時間の無い最終盤に畳みかけられたものなので、実質1つと考えていいです。

ランブロックはレイブンズのランディフェンスが良かった部分もあり、パスプロテクションは決して悪くなかった。OCマカドゥーとQBメイフィールドだろうなぁ。

ラン

ATT YDS AVG LG TD
D.Foreman 11 24 2.2 10 0
B.Mayfield 2 12 6.0 8 0
C.Hubbard 4 0 0.0 2 0

これは酷い。何のひねりもない単調なプレーコールを繰り返すOCマカドゥーが悪い。

レシーブ

REC/TAR YDS AVG LG TD
T.Marshall 3/6 76 25.3 34 0
S.Smith 4/5 26 6.5 10 0
C.Hubbard 2/3 25 12.5 15 0
D.Moore 3/5 24 8.0 12 0
I.Thomas 3/4 24 8.0 12 0
R.Blackshear 2/3 14 7.0 10 0
L.Shenault 4/4 7 1.8 5 0
D.Foreman 0/1 0 0.0 0 0

WRマーシャルは完全覚醒と言っていいでしょう。WRモーアのスーパーキャッチと共に、この日のオフェンスの救いです。

ディフェンス

QBラマー・ジャクソンは、パス成功24/33、209ヤード、被サック3、1インターセプト、レーティング76.5。メインターゲットの1人であるWRラショッド・ベイトマンを欠き、自身の調子も悪かったかもしれませんが、それでもあのジャクソンから3サックを奪うなど、ディフェンスはかなり頑張ってくれたと思います。

ランはトータル115ヤード。QBジャクソンの分(31ヤード)を除くと84ヤード、トップがRBキーニャン・ドレイクの46ヤードなので、こちらも十分抑え込んでくれました。敗因は紛れもなくオフェンスです。

DL

DEブライアン・バーンズとDEイエトゥア・グロスマトスがそれぞれ1サック。

DTマット・アイオナイディス欠場で代わりに先発出場したDTブラビオン・ロイが超絶インターセプト。素晴らしい。

LB

OLBフランキー・ルヴがチームトップタイの計10タックル・1サックと大活躍。OLBシャック・トンプソンも計6タックルと活躍。

DB

やはりCBドンテ・ジャクソンの抜けた穴は大きそうで、CB C.J.ヘンダーソンでは太刀打ちできず、主に対峙したレイブンズWRデマーカス・ロビンソンに9/9・128ヤードを献上。結果チームトップタイの計10タックル(全てソロタックル)を記録していますが、厳しい内容でした。

Sジェレミー・チンはこの日復帰し、チームトップタイの計10タックルを記録。こちらはさすがの活躍でした。

スペシャルチーム

Kエディ・ピネイロは、FG1回(32ヤード)をしっかり成功。Pジョニー・ヘッカーは、最初のパントでレイブンズが仕掛けてきて接触転倒。不安になりましたが大丈夫そうで何より。

さいごに

ドラフト上位指名権を争うライオンズが快勝し、その獲得は現実味を帯びてきました。

でもまだ地区優勝は狙えるし、今後の試合は一層色々と複雑な心境で見守ることになりそうです。

1Q 2Q 3Q 4Q Total
CAR 0 0 3 0 3
BAL 0 3 0 10 13

次の相手はブロンコス。プレーオフを狙うのであれば落とせないカードです。