2022WEEK1クリーブランド・ブラウンズ戦の感想

2022WEEK1クリーブランド・ブラウンズ戦の感想

全体の感想

前半のオフェンスの内訳。パス19回に対して、ランはたったの6回。

ランオフェンスしなさ過ぎじゃない? さぞブラウンズはパスラッシュしやすかっただろう。

RBクリスチャン・マキャーフリーの怪我をおそれてとか、後半のための布石だったりとかするんでしょうけど、そもそもHCマット・ルールのオフェンスの軸はRPO(ランパスオプション)じゃなかったの?

しかも結局後半追いかける展開になって、前半と変わらずパスオフェンス中心になる始末。それでもランオフェンスを繰り出せば、マキャーフリーがしっかり躍動しオフェンスは動いていました。最初からそれをやってくれや。

 

第4Q逆転を狙う最終盤、残り20ヤード前後にまで攻め入ったイケイケの場面。

ここで迷うことなくFGを選択した2つのランプレーについて。

1stダウンでスナップミスが起き1プレー無駄にしてしまったとはいえ、その後のプレーが「ウチFGでいいですわ」的な絶対何も起こらないラン2連発だったのはどうなのさ。

ブラウンズはTDを取られなければ、返しのオフェンスでFG取れば勝てるという状況は分かっていた。そんな中あからさまに守りに入ったラン2連発は、ブラウンズ側のモチベーションを上げてしまったのではないだろうか。

 

例えば2ndダウンはそういうランでよくて、3rdダウンにエンドゾーンへパスを投げ、相手のパスインターフェアやホールディングを狙う、なんてプレーコールはできなかったのか。ディフェンスからしてみればTDだけは絶対に阻止したい場面だったので、ペナルティを貰う可能性は十二分にあったはず。

どんなにOLが不安でも20ヤード前後の距離ならクイックスローでよく、それならサックされる心配はない。滞空時間の長いパスであれば、レシーバーもエンドゾーンへ走り込める。そしてエンドゾーンの角を狙えば、インターセプトされるおそれも無い。シンプルにパス失敗となっても、FGで勝ち越せるから問題無し。

ついでに言うと、ブラウンズKケイド・ヨークはこの日、ブレずにFGを決めまくっており、どう見ても絶好調だった。そんなキッカー擁する相手に、FGで勝てるシチュエーションを与えてはダメだ。勝負を決めるFGが58ヤードと表示された時も、正直外す気配はしなかったよ。

 

勝負事は守りに入ったら負ける。ハッタリでもいいから、攻めの姿勢を貫いて欲しかった。

…なんて書いて、何気にジャガーズ対コマンダーズのハイライト動画を見ていたら、コマンダーズがほぼ同じ状況の3rdダウンでエンドゾーンへパスを投げTDを奪い、勝利していました。これがロン・リベラとマット・ルールの違いなんだなと思わずにはいられませんでしたとさ。

 

オフェンスについて言いたいこと最後に、ちぐはぐなオフェンスだったなと。

WRロビー・アンダーソンの1プレーTDは素晴らしいけど、ディフェンスが長く守って体力消耗したあとのドライブにそのプレーはなぁ。

昨シーズンもそうだったように、ディフェンスの負荷が凄すぎる今のパンサーズでは、いかにディフェンスを休ませられるかが本当に大事。その辺ちゃんと考えてプレーコールを出して欲しいね、OCベン・マカドゥーさんよ。

 

ディフェンスに関しては、ブラウンズのエースWRアマリ・クーパーへのパスが予想以上に滞空時間が長く、そのまま何もしなければSゼイビア・ウッズがインターセプトできていたのに、CB C.J.ヘンダーソンはボールを見られない場面だったのでパスインターフェアの反則をしてしまったシーンなど、随所での度重なるペナルティがもったいなかった。

奪ったサックは1、しかもMLBダミアン・ウィルソンによるもので、デショーン・ワトソンの代役QBジャコビー・ブリセットに有効なプレッシャーを与えられず試合終了。ただこれに関しては、ブラウンズOLがかなり強固だったことが影響しているため、仕方ないのかもしれない。

そんなリーグ最高とも称されるブラウンズOLの強靭さを思い知ったのがラン。トータル217ヤード献上と、ボッコボコにやられました。もちろんパンサーズランディフェンスに問題が無かった訳ではありませんが、それ以上にブラウンズOLがヤバ過ぎました。

 

ちなみにQBブリセットに対しては、これで0勝2敗(2019年と今年)。なんでブリセットに勝てないんだよ。

オフェンス

QB

CMP/ATT YDS SK TD LG INT RT
B.Mayfield 16/27 235 4 1 75 1 84.6

ミスは多々あったものの、ブラウンズのようにOLが良ければ、もっと活躍できるんだろうなと思えるパフォーマンスでした。インターセプトに関しては、WRシャイ・スミスの動きを見誤った感じでしょうかね。メイフィールドとしては、もっと動くと思ったのでしょう。

ただスナップを4回ほどファンブルしていたのは、どうにかしないといけない。これはCパット・エルフレインが悪いのか、メイフィールドが悪いのか。1回メイフィールドが横を見ている時にスナップされた場面があったので、息が合っていないという感じだろうか。

OL

4サック奪われていますが、シチュエーション的にしょうがない場面もあったので、全体で見ればそれなりだったかと。決してブラウンズOLと比べてはいけません。

LTで先発出場した期待のルーキーTイケム・エクウォヌは、いきなりDEマイルズ・ギャレット相手ではやはり厳しかったかな。それでも何とか頑張っていたと思います。

RB

ATT YDS AVG LG TD
C.McCaffrey 10 33 3.3 9 1
D.Moore 1 7 7.0 7 0
B.Mayfield 5 6 1.2 7 1
D.Foreman 2 5 2.5 4 0
C.Hubbard 1 3 3.0 3 0

ブラウンズのエースRBニック・チャブは22回走っている。2番手RBカリーム・ハントでも11回走っている。

なぜこちらのエースRBマキャーフリーはたったの10回なんだい? もっとランオフェンスしようぜ。

レシーバー

REC/TAR YDS AVG LG TD
R.Anderson 5/8 102 20.4 75 1
D.Moore 3/6 43 14.3 26 0
C.McCaffrey 4/4 24 6.0 21 0
I.Thomas 2/3 53 26.5 50 0
S.Smith 1/3 12 12.0 12 0
T.Tremble 1/1 1 1.0 1 0

WRアンダーソンは、気付けば100ヤード超えてました。昨シーズンは1度も越えなかったはずなので、久しぶりだろう。おめでとう。

ロスター発表直前にトレードで来たWRラヴィスカ・シュノウトがインアクティブなのは分かりますが、WRラシャード・ヒギンズがインアクティブだったのは何故だ。メイフィールドと共にブラウンズから来た選手なので絶対相性良いはず、見たかった。

ディフェンス

やはり217ヤードも走られたランディフェンスが目に余る。チャブだけで141ヤード、ハントにも46ヤードとフルボッコ。相手OLの強さを差し引いても、これはいただけない。

パスディフェンスについては、相手QBがブリセットだったからトータル147ヤードで収まったなという印象です。もっと優秀なQB、それこそワトソンだったりしたら、こちらも悲惨な結果になっていたかもしれません。ランであれだけやられてますからね。

要するに、ブラウンズOLにやられました。

DL

DEブライアン・バーンズがトータル8タックルと、かなり頑張ってくれました。でも本来はサックを奪って欲しい選手、タックルにパワーを使ってしまうのは理想的でない。

LB

OLBシャック・トンプソンとOLBフランキー・ルヴがトータル6タックル、MLBウィルソンはトータル4タックルと物足りない。

DB

Sゼイビア・ウッズがトータル10タックルでチームトップ。Sジェレミー・チンも7タックルと、S陣に負荷がかかっていたなと思います。

スペシャルチーム

新Kエディ・ピネイロは、1度キックオフ時のキックミスがあったものの、それ以外は大丈夫。Pジョニー・ヘッカーは、本当に安定し過ぎで超安心です。

さいごに

HCルールの初年度開幕戦のような接戦を落とし、2年目開幕戦のようなWRアンダーソンへの一撃TDパスが見られた、2022年の開幕戦。

いろんな意味で、HCルールの集大成のような試合だと感じました。いろんな意味で、ね。

これから試合を重ねるごとにオフェンス・ディフェンス共に良くなって行くと思いますが、ディフェンスについては正直頭打ちかなと思ってしまいます。昨シーズンもこんな感じで時折ランディフェンスがフルボッコにされ、サックを全然奪えない試合が続くのを見て、またそんな試合を見せられるのかと。

QBメイフィールドには申し訳ないが、いっそのことスカッと負けまくって、来年の超有望ドラフトQBと共に、新しいパンサーズになって欲しいと願わずにはいられない、そんな開幕戦でした。

1Q 2Q 3Q 4Q Total
CLE 0 17 3 6 26
CAR 0 7 0 17 24

とは言いながら、9月一杯はさすがに様子見ですね。そこでダメそうなら、さっさとHCルール解任を念頭に、本当に来年に切り替えて行った方がいいかもしれない。