この時が来たか
- 2022.07.07
- カロライナ・パンサーズ
- NFL, パンサーズ

かねてからずっっっっと噂されていたことが、ついに起こりました。
#Panthers agree to trade for Baker Mayfieldhttps://t.co/hoP7VWBVaX
— Carolina Panthers (@Panthers) July 6, 2022
QBベイカー・メイフィールドをトレードで獲得しました。トレーニングキャンプ前に決着、ということで。
The full Baker Mayfield trade:
– #Browns receive: 2024 5th-round pick that converts to a 4th-round pick if Mayfield plays 70% of the team’s offensive snaps in 2022.
– #Panthers receive: Baker Mayfield.
The $3.5M Mayfield gave back can be earned back via incentives.
— Ari Meirov (@MySportsUpdate) July 6, 2022
驚くべきはそのトレード内容。
パンサーズが対価として出したのは、来年ではなく再来年の2024年5巡指名権(オフェンスの70%以上のスナップを受けると4巡までアップ)のみ。言うて最低限は実績のある4年前の全体1位指名QBとしては、割の良すぎる対価です。
More: The #Browns will pay Baker Mayfield $10.5 million this season, which means they trimmed over $8 million in cash and salary-cap space. The #Panthers will pay Mayfield ~$5 million. Mayfield agreed to trim ~$3.5 million off his base salary.
— Mike Garafolo (@MikeGarafolo) July 6, 2022
さらに最も懸念されていた年俸については、ブラウンズが1050万ドルを負担し、パンサーズがメイフィールドへ支払うのは500万ドル…ではなく、さらにメイフィールドの承諾を得て350万ドル(ベース)という破格のコスパ。
→ コメントにてご指摘いただきました。パンサーズが支払う基本年俸は、メイフィールドに350万ドル下げてもらって、ベース500万ドルという内容です。大変失礼いたしました。活躍度合いによって年俸は上がるようですが、それでも破格なのは間違いありません。
さすがに昨年のサム・ダーノルド獲得を反省していると思われますが、それにしても物凄いパンサーズ側超有利内容です。ほぼノーリスク、GMスコット・フィタラーおそるべし。
メイフィールドにとってはシーホークスかパンサーズくらいしか行き先が無く、シーホークスがトレードに乗り気でなかった(+メイフィールドもシーホークス行きを望んでいなかった?)こともあり、事実上パンサーズしか選択肢がなく、こういった内容でもOKしたのかなと。まぁノートレード条項とかある訳ではないので、ブラウンズが相当妥協した、というのが答えでしょうけども。
そんなトレード内容から見ても、メイフィールド獲得は全然ありだと思います。メイフィールドの闘志むき出しスタンスは好きですし、ダーノルドよりは期待できます。
ルーキーQBマット・コラルの活躍を見たい思いはありますが、3巡まで指名されなかったドラフト指名時の各チームの評価通り、残念ながら即戦力ではないのでしょう。ひとまず今シーズンはバックアップとして、学びの1年ということに。
The Panthers don’t plan on trading Sam Darnold. They envision a training camp competition. A QB injury elsewhere could potentially change things, I would think.
— Joe Person (@josephperson) July 6, 2022
それに今のところパンサーズはダーノルドのトレードを考えておらず、メイフィールドが先発確定という訳ではないようです。あくまでトレーニングキャンプで競わせるということで、そういった意味でも、メイフィールドの獲得がマイナスになることは無いでしょう。
こうなってくると、おそらく先発争いに負けるであろうダーノルドをシーズン開幕前にトレードしたいところですが、それは上記ツイートの通り、他チームに不測の事態が起きるかどうかによりますね。あんまこういう不幸を祈るのは良くないので、この話は置いときます。
しかし、2018年の全体1位指名QBと3位指名QBが一堂に会するとはねぇ。
ちなみに新OCベン・マカドゥーは当時、2018年1巡で指名されたQBの中でメイフィールドを最も低く評価していました。パンサーズOCを引き受けた理由も、表面上はダーノルドが居たからと発言しています。
そんなマカドゥーとメイフィールドがタッグを組むとは、これまた奇遇なことだねぇ。
The #Panthers now have the top two interception throwers since 2018
Baker Mayfield – 56
Sam Darnold – 52They were also drafted #1 and #3 in 2018. #NFL
— Sheena Quick (@Sheena_Marie3) July 6, 2022
…そんなQB2人のインターセプト数が多過ぎることには目を瞑ろう。
メイフィールドの背番号は、大学時代からずっと6。
でもその背番号は、今年パンサーズへやって来たベテランPジョニー・ヘッカーがQB P.J.ウォーカーから譲り受け、現在背負っています。また6の移動があるのか、はたまた空いている番号に落ち着くのか。
— NFL (@NFL) July 6, 2022
今シーズン開幕戦の相手は、奇しくもブラウンズ。いきなりメイフィールドのリベンジマッチとなりますね。楽しみです。
あれ、昨シーズンの開幕戦もそんな感じじゃなかったかな…
<余談>
メイフィールド獲得の噂が初めて流れたとき、WRロビー・アンダーソンはメイフィールドのことを(何故か)異様に毛嫌いしていました。
I don’t have an issue with Baker stop tryna paint that narrative. pic.twitter.com/52GhVHget4
— Robbie Anderson (@chosen1ra) July 6, 2022
そんな彼の反応がこちら。問題無いと言ってますが、本当か?
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