2022-23WEEK18@ニューオーリンズ・セインツ戦の感想

2022-23WEEK18@ニューオーリンズ・セインツ戦の感想

全体の感想

両チーム共、わざと負けようとしていた訳ではないよね?

って疑ってしまうくらい、見所の無い試合でした。DEマーカス・デイヴンポートとRBディオンテ・フォーマンが小競り合いして両選手退場となった場面が1番の見所だったかもしれません。

内容としては、ディフェンスが頑張ってくれました。Kウィル・ラッツがFGを2回もミスしてくれました。それで勝てました。

WR D.J.モーアの4シーズン連続レシーブ1000ヤード越えを期待していましたが、あろうことかターゲットになったのはわずか4回のみ(内成功1回)、獲得10ヤードで終了。ロングパスばかりじゃなくて、5~10ヤードの短いパスでいいからどんどん投げて記録を達成して欲しかったよ。

そしてオフェンス自体パスが全然機能せず、何と獲得は43ヤード。ランはトータル171ヤード出たものの、よくこれで勝てたなと。

 

先の@バッカニアーズ戦と同じようにエンドゾーン内でインターセプトされ、これまた今シーズン何回も見たエンドゾーンを背にした1stダウンシチュエーションで思い付いたようにロングパスしてインターセプト。

共にダブルカバーされており、これはさすがにQBサム・ダーノルドは悪くないと思います。プレーコールが見え見え過ぎて最悪だっただけですね。

そう、OCベン・マカドゥーだ。

そんな悪しきマカドゥーの全てが凝縮されたような、シーズン最終戦のオフェンスでした。これで何のためらいもなく解任できることでしょう。早急によろしくお願いします。

オフェンス

QB

CMP/ATT YDS SK TD LG INT RT
S.Darnold 5/15 43 2 0 21 2 2.8

ダーノルドが悪いとは全然思っていないけど…レーティング2.8 !?

ポケットの中にとどまっている=パスプロテクションが持っている時は良いのだけど、プレッシャーがかかってポケットから出た時のパフォーマンスはすこぶる悪い、というかスクランブルや投げ捨てばかりで、全くパスを投げられていない。

この日までは来シーズンもダーノルドで様子見アリだと思っていたけど、んー、やはり新しいQBは必要かなと考え直さざるを得ないですねこれは。手のひら返しまくりですまんなダーノルド。

OL

シーズン最終戦で可もなく不可もなく。ただ今シーズン全体で見れば大成長と言っていいので、来シーズンも安心できるOLであることを願います。

ラン

ATT YDS AVG LG TD
C.Hubbard 21 69 3.3 8 0
D.Foreman 12 68 5.7 21 0
S.Darnold 6 32 5.3 13 0
L.Shenault 1 1 1.0 1 0
R.Blackshear 1 1 1.0 1 0

シーズン最終戦はしっかりランを出せました。こちらもOL同様、来シーズンも安定感のあるランオフェンスでありますように。

ダーノルドのTDランはファンブルにより、それをリカバーしたGマイケル・ジョーダンのTDとなりました。

ちなみに、パンサーズOL選手としては初のファンブルリカバーTDだそうです。

レシーブ

REC/TAR YDS AVG LG TD
T.Marshall 2/3 23 11.5 21 0
D.Moore 1/4 10 10.0 10 0
L.Shenault 1/1 8 8.0 8 0
T.Tremble 1/1 2 2.0 2 0
S.Smith 0/1 0 0.0 0 0
C.Hubbard 0/1 0 0.0 0 0

スクリーンでもスラントでも何でもいいから、もっとモーアにボールを持たせるプレーコールを出せよマカドゥー。

ディフェンス

QBアンディ・ドルトンは、パス成功15/25、171ヤード、1TD、0INT、被サック1、レーティング93.9。オープニングドライブでサクサクとボールを進められた時はやるなと思ってしまいいましたが、その後はしっかりドルトンでひと安心。大事を取って欠場したDEブライアン・バーンズが出場していたら、もっと抑えられたことでしょう。

ランはトータル143ヤード。RBアルヴィン・カマラに107ヤードと、ほぼカマラのみにやられました。まぁ勝ったからいいや。

DL

DTデリック・ブラウンが計7タックル、2QBヒット。ルーキーDEアマレ・バルノが計3タックル、1サック、1QBヒット、1ロスタックルと活躍。

LB

OLBシャック・トンプソンは計7タックル。OLBフランキー・ルヴは、計6タックル、2ロスタックル、1パスディフェンスと活躍。

そしてルヴは2000年以降のパンサーズで、19以上のロスタックルと100以上のタックルを記録した3人目の選手となりました。ロスタックルはあと1回記録できればフランチャイズレコードタイだったので惜しかった。でも素晴らしい、おめでとう。

DB

CBキース・テイラーに代わり先発したカムバックCBジョシュ・ノーマンは、セインツ唯一の得点となったTDを許すタックルミスをしてしまいましたが、チームトップの計8タックルを記録するなど、それ以外はよくやってくれていました。

CB.C.J.ヘンダーソンが1パスディフェンス、1ファンブルフォース。

スペシャルチーム

Kエディ・ピネイロは、エクストラポイントと試合を決める42ヤードFGを成功。@ファルコンズ戦の悪夢は払拭したと言っていいでしょう。

Pジョニー・ヘッカーとLS J.J.ジャンセンはいつも通り。

結果

1Q 2Q 3Q 4Q Total
CAR 0 0 7 3 10
NO 7 0 0 0 7

一応2015年シーズン以来となるセインツスイープということで。そこは喜ばしい。

7勝10敗、NFC南地区2位でシーズン終了。お疲れ様でした。

2022年シーズンを振り返って

兎にも角にも、マット・ルールを解任できたことが全てです。ようやく新生パンサーズが動き出します。前HCロン・リベラ解任から3年かかった。

今オフの展望

まずはHCを誰にするかですね。

暫定HCスティーブ・ウィルクスは、この日の勝利でシーズン6勝6敗を記録。

2020年シーズン(16試合)・2021年シーズン(17試合)共に5勝しかできなかったルールを、ウィルクスはシーズン途中から、12試合で越えて見せました。

選手たちもウィルクス続投を願っているようで、あとは曲者オーナーのデイビッド・テッパー次第です。

そんなウィルクスとは、現地火曜日に面談を行う予定とのこと。少し前にテッパーは、ミシガン大学HCジム・ハーボーとコンタクトを取ったようですが、果たしてどうなるやら。

 

GMスコット・フィタラーは続投するだろうとのことです。ドラフト1巡指名選手は活躍しているため、これはまぁ良いでしょう。

 

そしてドラフト。2023年の1巡指名は9位となりました。

仮にセインツに負けていたとしても7or8位だったので、勝って気持ちよく終われたのは良かったと思いますが、その7位と8位に居るのはレイダースとファルコンズ、共に新たなQBを欲する可能性の高いチームです。

その上には、ほぼ確実にQBを欲するであろうコルツ(4位)やテキサンズ(2位)が居て、新たなQBを加えたい可能性無きにしも非ずなライオンズ(6位)も居ます。

そのままの順位では、おそらく今年のトップ3QBは指名できないでしょう。

 

しかし1位指名権を持つチームはベアーズ。こちらはジャスティン・フィールズが居るため、新たなQBは必要ありません。

ダーノルドに不安を感じてしまった今、トレードアップ、来ても何ら不思議ではない。

前回1巡指名が9位だった時は2012年。その時指名したのが、我らがルーク・キークリー。

MLBはキークリー引退後、毎年先発選手が入れ替わっている状況です。

これはMLBの指名が縁起良いか?

 

<余談>

2023年シーズンの対戦相手が早くも決まりました。

同地区以外だと、NFC北地区とAFC南地区、そしてカウボーイズ、シーホークス、ドルフィンズ、と。

…え、キツくない?