2021WEEK9ニューイングランド・ペイトリオッツ戦の感想

2021WEEK9ニューイングランド・ペイトリオッツ戦の感想

全体の感想

QBサム・ダーノルドへ。

OLの怪我人続出は想定外でさぞ苦しかったでしょう。

けれど何度もサックをかわした身のこなしはとても良かったです。ちょっと感心しました。

 

でもさぁ、WEEK7@ジャイアンツ戦と同じようなひっっっっっどい負け方を再びしたらダメだよね。

脳震とうプロトコルは問題無かったけど右肩の負傷は完治していなかったようで、出場は試合前の判断となったこの日。

そして出場、あの有様。

右肩痛かったなら出なくてよかったんではないか? ショートパスすらままならないコントロールで、危うくエースWR D.J.モーアを負傷退場させるとこだったぞ。

 

もし右肩の痛みが関係ないのであれば、もう無理ということなのだろう。

短い間でしたが、今までありがとうございました。新天地では強固なOLに恵まれることを祈っています。

—パンサーズファンより—

 

そんなオフェンスにて、今シーズン絶不調のWRロビー・アンダーソンのストレスもついにMAXに達したようで、

試合中のベンチにて、明らかにダーノルドに対して何か言っているように見えます。

試合後のインタビューでは、

「我々(オフェンス)は明らかに仕事できていないが、それ(ここで仕事)を続けることは技術的に狂気の沙汰だ」(大分意訳込み)

との発言を。これって要するに「今のQBでやっていけるか!!」ってことだよね。

 

 

一応真面目に敗因も書いておくと、ランが出れば勝てる、出なければ負ける。ランディフェンスがしっかりしていると勝てる、ぶっ壊されると負ける。

というように、今のところラン絡みの成績で勝敗が決まっています。そのセオリーを崩せず負けた格好です。

 

 

HCマット・ルールは今シーズン、先の連敗が続いていた中このような発言をしています。

「敗戦は決してオフェンスだけのせいでない」

「(ディフェンス含む)チーム全体の責任だ」

確かにこの日のディフェンス、ランディフェンスは相当酷かった。スペシャルチームもキック&パントリターンをガシガシ許していた。

でも1インターセプト、1ファンブルフォース・リカバーの計2ターンオーバーを奪ったこの日のディフェンスにも同じこと言えますか?

唯一の得点となったFG2本、しかも決して簡単ではない39&49ヤードをしっかり決めたKゼイン・ゴンザレスに対しても同じこと言えますか?

 

4勝5敗。まだプレーオフは目指せます。

ですがオフェンスの状態、並びにチームの雰囲気は、ここ数年の中で最悪です。

 

このまま体たらくな試合を続けるようなら、HCルールは間違いなくクビです。例えオーナーのデイビッド・テッパーに絶対の信頼をされていようとも、ファンがそれを絶対に許さないでしょう。プロスポーツはファンあってのものですから。

まぁクビでいいならダーノルドと共に心中すればいいと思うけどさ、ファンは一気に離れていくだろうね。

 

決断は、まだプレーオフを目指せる今しかない。

でもトレード期限は過ぎた。

もう解決策はこれしかない。

 

恥も外聞もかなぐり捨てて、今すぐ背番号1を呼び戻してくれ。

オフェンス

QB

CMP/ATT YDS SK TD LG INT RT
S.Darnold 16/33 172 1 0 33 3 26.3

WEEK2くらいまでは夢を見させてもらいました。短い間だったけどありがとう。次はOLがガチガチのチームに行けるといいね。

OL

RTテイラー・モートンの次に安定していたCマット・パラディスがシーズンエンド。厳しい。

ラン

ATT YDS AVG LG TD
C.McCaffrey 14 52 3.7 10 0
D.Moore 2 14 7.0 10 0
S.Darnold 3 9 3.0 4 0
C.Hubbard 3 3 1.0 3 0
A.Abdullah 1 0 0.0 0 0

RBクリスチャン・マキャーフリー。今シーズンは各チームのエースRBたちが相次いで負傷離脱しているため、無事に復帰し、動きが見れただけでもよかった。

レシーブ

REC/TAR YDS AVG LG TD
C.McCaffrey 4/5 54 13.5 21 0
C.Hubbard 1/2 33 33.0 33 0
D.Moore 3/7 32 10.7 13 0
A.Abdullah 4/5 30 7.5 12 0
I.Thomas 1/2 9 9.0 9 0
T.Tremble 1/2 6 6.0 6 0
W.Snead 1/2 6 6.0 6 0
R.Anderson 1/3 2 2.0 2 0
T.Marshall 0/1 0 0.0 0 0

復帰していきなりリーディングレシーバーとは、マキャーフリーさすが。RBアメー・アブドゥーラはやはりレシーバーとして良いね。

ディフェンス

ルーキーQBマック・ジョーンズは、パス成功12/18、139ヤード、1TD、1INT、レーティング85.2。被サック2。もうちょっとサックを奪えればよかったが、パスディフェンスについては問題無し。

ランはトータル151ヤード。全然ダメ。これじゃあ負ける。

DL

1サック&1ファンブルフォースをあげたDEブライアン・バーンズ。

その場面で、ボールを追いかけるバーンズの足首をQBジョーンズが掴み、その後結果的にバーンズは負傷。

OLBハーソン・レディックもこのことを非難していました。反則ではないんだろうけど、ボールをキャリーしている選手ならまだしも、ファンブルしたボールを追いかけている選手の足首を背後から掴むのは確かに危険。ペイトリオッツらしいと言えば失礼かもしれませんが、やっぱりペイトリオッツか。バーンズが重傷でないことを祈るばかりです。

LB

OLBレディックが1サックでトータル8.5サック。OLBシャック・トンプソンが計10タックル、MLBジャーメイン・カーターは計6タックル。OLBフランキー・ルヴがファンブルリカバー。素晴らしい。

DB

CBステフォン・ギルモアはパンサーズ2試合目で早くも2インターセプト。さすがはプロボウラーだ。凄し。

Sジェレミー・チンが計11タックルでチームトップ。こちらも変わらず凄し。

スペシャルチーム

Kゴンザレスはノーミス。得点をあげることに関して、Kが安定していることだけが唯一の救いか。

キック&パントリターンに対するディフェンスは悪かった。要改善。

さいごに

こういう時こそ前向きに捉えよう。

これでQB交代は確定した。それが今シーズン中の背番号1になるのか、来年のドラフトになるのか。

今はそういったことを考えて過ごすようにしよう。

1Q 2Q 3Q 4Q Total
NE 0 14 10 0 24
CAR 0 6 0 0 6

次週は絶好調カーディナルスとアウェーにて対戦。勝てるわけないと思ったそこのあなた、侮ることなかれ。パンサーズは対カーディナルスの相性抜群なんですよ。ま、QBが最低限の仕事をしてくれればの話ですけどね。

 

<余談>

金曜日にNFL GAMEPASSからこんなメールが届きました。

NFLの試合を日本語でお楽しみいただけます。

NFL Game Pass シーズンプロの新サービスとして、日本語実況解説付きの配信を週に3試合、実施いたします。日本語実況解説で配信する3試合は試合の完全リプレーバージョンも日本語でご覧いただけます。

3試合はNFLによって選定する予定です。日本語実況解説で配信する試合についてはNFL Game Passトップページにてご確認いただけます。日本語実況解説の配信はすべての対象デバイスでご利用可能です。ご視聴いただけるのは日本国内に限ります。

ついにNHKも放送撤退してしまった今、これは大朗報だな。で、今週はどこの試合をやるのかな?

日本語実況解説でお届けするシーズン第9週の試合は下記の通りです。

New England Patriots v Carolina Panthers

Arizona Cardinals v San Francisco 49ers

Chicago Bears v Pittsburgh Steelers

パンサーズやるやんけ!! ギルモアのおかげか!?

 

右も左も分からない中、まだパンサーズを応援すると決めていなかったあの頃。

当時NHK BSで週に3試合、NFLの試合を録画放送していて、それをしかと目に焼き付けるように視聴していたことを思い出しました。

特に何も知らなかった当時の自分に日本語解説は本当にありがたく、また参考になり、色々な専門用語やファール・プレーの種類などを覚えることができました。

 

GAMEPASSに加入してから日本語実況・解説の試合は全く見なくなっていましたが、せっかくパンサーズの試合を日本語で視聴できるのだから、久しぶりに見ようかな。

いや、勝ったら、最悪負けても内容が良かったら日本語版も見ることにしよう。さすがにフルボッコにやられた試合の日本語解説を聞くのは怖すぎるからなぁ。

 

一生見ることはなくなりました。