2021WEEK11ワシントン・フットボールチーム戦の感想

2021WEEK11ワシントン・フットボールチーム戦の感想

全体の感想

久しぶりに多くのファンで埋め尽くされたバンク・オブ・アメリカスタジアム。

そのスタジアムを響き渡るファンの声。

中心にはQBキャム・ニュートン。

とても懐かしかった。そして嬉しかったなぁ。

 

それはさておき本題。まーディフェンスがてんでダメでしたね。

ランはトータル190ヤード献上。今シーズンの負けパターン発動、ランでボコボコにやられました。

そうなってくると当然パスも、ワシントンのエースWRテリー・マクローレンに103ヤードを許すなど、トータル3TDを献上。

ディフェンスがこれじゃあ、今シーズンのパンサーズは勝てません。

 

ディフェンスが苦戦した原因の1つとして、ワシントンOLを全く崩せませんでした…っていう負け文句、今シーズン何回目だろうか。悲しくなってくるわ。

ワシントンのOLもパンサーズOL同様、試合中に離脱者が出たり、Cを昨シーズンまでパンサーズのバックアップCだったタイラー・ラーセンが務めていたりと、確実に万全の状態ではありませんでした。

にもかかわらず、ぐちゃぐちゃだったパンサーズOLとは違い、ランもパスもしっかりしていたワシントンOL。

もうこれはOLコーチが悪いんだね、きっと。OLコーチのパット・メイヤーは今シーズン限りでサヨナラかな。

 

オフェンスに関しては、やはりニュートン。

チームにカムバックしてまだ1週間半くらいながら、とても良いパフォーマンスを見せてくれました。見ていて本当に楽しい。

ウィニングドライブ未遂となった最後の2ドライブは、プレーブックを完全に習得できていない弊害が出てしまったなと思います。まぁその辺はおいおい。

 

4thダウン。ワシントンは2/2で成功、こちらは1/3。

3thダウン成功率。ワシントンは6/13(46.2%)、こちらは2/9(22%)。

この辺も苦しかった。その原因もやはりOL。

 

ただ今までの敗戦と違い、一定の満足感があります。

ニュートンがプレーブックを完全習得し、せめてOLが普通で良い、普通であれば、オフェンスについては大丈夫そうだと思えたからです。

ディフェンスは嫌でも改善されるはずなので、オフェンス・ディフェンス共にかみ合った時、プレーオフへの道は開かれるでしょう。そう信じて。

オフェンス

QB

CMP/ATT YDS SK TD LG INT RT
C.Newton 21/27 189 1 2 27 0 120.5

あのニュートンが、獲得ヤード数こそ少ないものの、パス成功率78%、インターセプト無し、レーティング120越え。2TD共完璧なパス。

ぐっちゃぐちゃOLという最悪条件に加え、チームに合流してわずか1週間半でこの成績。冷静に考えたらすごくない?

これからもっと良くなって行くと思うと、非常に楽しみです。

OL

この日はLGマイケル・ジョーダンが反則祭り。カーディナルス戦は良かったのに、何故ワシントン戦でこんなにダメになる?

ラン

ATT YDS AVG LG TD
C.McCaffrey 10 59 5.9 15 0
C.Newton 10 46 4.6 24 1
A.Abdullah 1 6 6.0 6 0

RBクリスチャン・マキャーフリーはさすがという内容でした。個人技でどこまでも稼いでくれる。頼りになります。

そして最速でパス3000ヤード・ラン3000ヤード獲得を達成。おめでとう。

ニュートンのランもさすがでした。ただこれまでと違いタックルを受ける前に自らニーダウンするなど、全然無理をしていませんでした。WEEK10まで所属チーム無しの状態だったため、まだ体が馴染んでいないということなのかな。まぁ怪我するより100倍良いので、無理せず大事にプレーして行って欲しいですね。

レシーブ

REC/TAR YDS AVG LG TD
C.McCaffrey 7/8 60 8.6 27 1
D.Moore 5/7 50 10.0 13 1
T.Tremble 2/2 35 17.5 19 0
R.Anderson 5/6 30 6.0 11 0
B.Zylstra 1/2 7 7.0 7 0
I.Thomas 1/2 7 7.0 7 0
T.Marshall 0/1 0 0.0 0 0

あれだけ落としていたボール、この日もパスドロップは無し。改善完了か。

RBマキャーフリー、WR D.J.モーア、WRロビー・アンダーソンといった主力レシーバーの活躍に加え、TEトミー・トレンブルが一定の活躍をしている辺り、TEターゲットを得意としているニュートンらしいなぁと思いました。

あとアンダーソンのサイドライン際キャッチ、お見事でした。明らかに変わったね。

ディフェンス

QBテイラー・ハイニキは、パス成功16/22、206ヤード、3TD、0INT、レーティング141.3。キャリアハイの成績を残されました。屈辱です。被サックは3。

ランはトータル190ヤード。ボコボコのボコ。これじゃあ無理。

DL

DEブライアン・バーンズとDEマーキース・ヘインズが共に1サック。DEモーガン・フォックスのファンブルフォースは見事でした。

LB

OLBハーソン・レディックが1サックを記録し、トータル10.5サックに。

パンサーズ初年度に10サック以上を記録した3人目の選手となりました。おめでとう。

他はあまり目立つことなく。

DB

CBドンテ・ジャクソンはWRマクローレンに完全にやられました。

DBで良かったなと言えるのは、計13タックルでチームトップのSジェレミー・チンだけですね。バチンと完全に止める正確無比なタックルは素晴らしい。

スペシャルチーム

Kゼイン・ゴンザレスはFGの機会なく、エクストラポイントは問題無し。

IR入りしていた昨シーズンの先発Pジョセフ・チャールトンをリリースし、新たに先発Pとなったラクラン・エドワーズ。ちょっと怪しいパントはあったものの、ひとまず大丈夫だったとしておきましょう。

さいごに

今シーズンここまでの5勝を振り返ってみると、

  • ジェッツ → ルーキーQB率いる再建中のチーム
  • セインツ → 主力選手とコーチの多くが負傷離脱&コロナウィルス感染離脱していたチーム
  • テキサンズ → ルーキーQB率いた結果的に再建中のチーム
  • ファルコンズ → エースレシーバー不在の来年以降再建されて行くだろうチーム
  • カーディナルス → バックアップQB先発だった相性抜群のチーム

 

という内容。正直、ちょっと心えぐって来るね。あまり考えないようにしよう。

1Q 2Q 3Q 4Q Total
WAS 0 14 7 6 27
CAR 7 7 0 7 21

次週はドルフィンズとアウェーで対戦。

上記セオリーで考えると、QBトゥア・タゴヴァイロアが先発復帰して調子の上がって来たチームということで負けそうな相手ですが、しっかり勝って勝率を五分に戻してBYEを迎えたいところです。