2021WEEK1ニューヨーク・ジェッツ戦の感想
- 2021.09.13
- カロライナ・パンサーズ
- NFL, パンサーズ

オフェンス
QB
CMP/ATT | YDS | SK | TD | LG | INT | RT | |
S.Darnold | 24/35 | 279 | 1 | 1 | 57 | 0 | 102.0 |
パンサーズ初陣のサム・ダーノルド。シーズン初戦ということもあり、うまくパスが通らない場面は多々ありましたが、ポケットワークも十分良く、ミスなく無理なくまとめてくれました。少ない手の動きであれだけ強いボールを投げられる、ボールの回転がキレイというのは、見ていて気持ちいい。
OL
先発予定だったGジョン・ミラーがコロナウィルス感染により欠場、試合途中には新加入Gパット・エルフレインの負傷離脱といろいろありましたが、許したサックは1、要所でしっかりブロックできていたので、及第点だと思います。OLじゃないけど、ルーキーTEトミー・トレンブルのブロックは噂通り良いね。
ラン
ATT | YDS | AVG | LG | TD | |
C.McCaffrey | 21 | 98 | 4.7 | 18 | 0 |
D.Moore | 1 | 14 | 14.0 | 14 | 0 |
S.Darnold | 5 | -1 | -0.2 | 5 | 1 |
久しぶりに躍動する姿を見ることができたRBクリスチャン・マキャーフリー。ドカンと突き抜けるランはありませんでしたが、気付いたらほぼ100ヤード行ってました。さすがです。他のRBが誰も走ってないのは一旦置いといて…
ダーノルドのデザインTDランは、OCジョー・ブレイディのグッジョブ。
レシーブ
REC/TAR | YDS | AVG | LG | TD | |
C.McCaffrey | 9/9 | 89 | 9.9 | 22 | 0 |
D,Moore | 6/8 | 80 | 13.3 | 27 | 0 |
R.Anderson | 1/3 | 57 | 57.0 | 57 | 1 |
T.Marshall | 3/6 | 26 | 8.7 | 11 | 0 |
I.Thomas | 1/2 | 17 | 8.5 | 17 | 0 |
D.Arnold | 2/3 | 6 | 3.0 | 5 | 0 |
C.Hubbard | 2/2 | 4 | 2.0 | 3 | 0 |
今シーズンは何回見ることになるだろうか、マキャーフリー無双。
WR D.J.モーアも大事な場面でしっかりと活躍、ライン際のスパイラルキャッチはお見事でした。WRロビー・アンダーソンのTDは最高でしたが、アンダーソンはディープゾーンターゲット専用になったのかなっていうくらい、パスターゲット時は常に遠くに居ました。まぁ近場ならマキャーフリーやモーアが居るし、それでいいけどね。
そして個人的に期待しているルーキーWRテレイス・マーシャル。どうもタックルの受け方が怖い。毎回危ない体制で倒れているように見えました。大学時代も怪我で長期離脱しているだけに、そういうとこ大事にして欲しい。
ディフェンス
パス成功20/37、258ヤード、被サック6、2TD、1インターセプト、レーティング82.9。
最後の方ガタガタとパスを許しましたが、しっかりとルーキーQBザック・ウィルソンにNFLの洗礼を与えました。1試合6サックは昨シーズン見られなかった数字です。
DL
DTデリック・ブラウン、DEブライアン・バーンズ、DEマーキース・ヘインズがそれぞれ1サック、ルーキーのDTデイビヨン・ニクソンが0.5サック。許したランは45ヤード。文句無し。
LB
1インターセプト、1サック、チームトップの計10タックル、3パスディフェンスと、OLBシャック・トンプソンがキレッキレでした。新加入OLBハーソン・レディックも1.5サック、1ファンブルフォースと良き活躍。今シーズンからMLBとして先発を任されたジャーメイン・カーターも特に問題なしでした。
余談ですが、トンプソンとカーターは、背番号をそれぞれ7と4に変えていました。最初「知らない背番号がディフェンスに居る、誰だ?」って焦ったよ。トンプソンは大学時代に背負っていた番号だそうで、カーターはトンプソンにあやかって1桁番号にしたのか、それともトム・ブレイディも嫌がっていたように相手QBを惑わせるためなのか。
ちなみに背番号変更のため、共に従来背番号の在庫ジャージを全部買い取ったそうで。その意気のおかげでトンプソンは大活躍だったのかな。
DB
期待の1巡ルーキーCBジェイシー・ホーンはジェッツ新加入WRコーリー・デービスにTDを取られましたが、それ以外は大丈夫だったと思います。CBドンテ・ジャクソンの活躍は素晴らしかった。ただ最後の方に足を痛めたようなのは心配です。
今シーズンからS専念っぽいジェレミー・チンもロングパスを防ぐなど、活躍していました。
スペシャルチーム
新たなKライアン・サントソは2FG成功(22、29ヤード)、エクストラポイント成功1/2。まだまだ不安。Pジョセフ・チャールトン、LS J.J.ジャンセンはいつも通り良き。
(9/15追記)
#Panthers sign kicker Zane Gonzalez https://t.co/T5hdjxtXJT
— Carolina Panthers (@Panthers) September 14, 2021
サントソはリリースされまして、昨年カーディナルでキッカーを務めていたゼイン・ゴンザレスと契約しました。もうちょっと様子見るかなと思っていましたが、GMスコット・フィタラーの仕事が早過ぎました。
まとめ
前半パンサーズ、後半ジェッツというターン制のような試合でした。
オフェンス、特にQBダーノルドについては、ミスコミュニケーションやタイミングが合わない等のミスはありましたが、これはシーズン序盤QBあるあるなので、今後徐々に改善してくるでしょう。マキャーフリーはもう素晴らしい。レシーバー陣も良かったです。
ディフェンスは一層強力になっており、プレーが崩れた際に奥を狙われ時もしっかりカバーするなど、ディフェンスのおかげで勝てたと言っても過言ではありません。今シーズンもディフェンスに助けられる試合が多くなりそうです。
ただし今のジェッツの戦力を考えると、正直物足りなさはあります。特にオフェンスは、もっと点を取って楽な試合展開にして欲しかったです。勝った上に贅沢な欲ではありますけど。
これから試合を重ねる毎にどんどん向上して行くと信じて、まずは勝利したことを喜びます。なにせ2018年以来のシーズン初戦勝利ですから。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
NYJ | 0 | 0 | 8 | 6 | 14 |
CAR | 0 | 16 | 0 | 3 | 19 |
次はホームで同地区セインツを迎えての対戦。いきなり1つ目の山場、楽しみです。
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