新GMフィタラーの改革本格始動
- 2021.02.20
- カロライナ・パンサーズ
- NFL, パンサーズ

先日のDTケイワン・ショートのリリースに続き、いよいよ新GMスコット・フィタラーによる本格的なチーム改革が始まったなと感じます。
The #Panthers have informed S Tre Boston of his release, source said. He clears $3.5M or so in cash.
— Ian Rapoport (@RapSheet) February 19, 2021
#Panthers release Stephen Weatherly and Michael Palardyhttps://t.co/wt5sIp7gmT
— Carolina Panthers (@Panthers) February 19, 2021
まさにブラッドフライデー、3人の主力選手が一斉リリースされました。
Sトレ・ボストンは、2014年ドラフトでパンサーズから4巡指名された現在28歳の選手。2017年に一度リリースされたものの、2019年再びパンサーズへ復帰。昨年に3年1800万ドルの契約を結んだばかりでした。
昨シーズン先発Sとして全試合出場を果たし、しっかりチームに貢献してくれていた生え抜き選手なので、非常に残念です。(2/21追記)リリースは新シーズン開幕(FA解禁)時になるそうです。
Pマイケル・パラディは、28歳という年齢で8チームを渡り歩いて来た苦労人(CFLの経験もあり)。2016年からパンサーズのロスターに入り、2018年には3年752万ドルの契約を結んでいました(この契約は2019年シーズンから適用されています)。
しかし昨年、これから本格的にトレーニングキャンプが始まるという時期に、フットボールとは関係ないところでACL断裂の大怪我を発症。そのままシーズンエンドとなり、代わりに先発を務めたルーキーのジョセフ・チャールトンがルーキー・オブ・ザ・ウィークを受賞するなど活躍したことから、無念のリリースとなりました。怪我さえ無ければといったところですが、年俸の差(パラディは2億5000万円程でチャールトンは8000万円程)もダメ押しとなってしまいました。
DEステフィン・ウェザリーは、2016年のドラフトでバイキングスより7巡指名された選手。バイキングス時代はバックアップの選手でしたが、FAとなった昨年に2年1250万ドルの契約を結び、鳴り物入りでパンサーズへ加入しました。
ところがドラフト2巡で同ポジションのイエトゥア・グロスマトスを指名したことで存在意義が怪しくなり、加えて怪我により出場は9試合止まり。サックも0という成績でした。上記2選手とは違い、こればかりは納得のリリースです。
パンサーズは、ここ3年(主にQBが要因で)低迷しているチームでありながら、キャップスペースが(3選手リリース前の段階で)2700万ドルと少ないです。一連のリリースは、間違いなくキャップスペースを空けるためのものです。
これらのキャップスペース解放が、単にFA戦線を見越したものなのか、それともQBデショーン・ワトソンを迎え入れる体制を整えるためのものなのか。まだまだ改革は続きそうです。
Panthers’ bloody Friday will create about $11.5M in cap space and take them to about $31.5M in total room, per Over the Cap figures.
— Joe Person (@josephperson) February 19, 2021
今回のリリースにより、キャップスペースは3150万ドルとなりました。デッドマネーがある分、思うように空かないのがもどかしいね。
(2/21追記)
This gets the Panthers about $36M below the cap, counting Tre Boston’s pending release at the start of the league year. https://t.co/9dJ1N6AECi
— Joe Person (@josephperson) February 20, 2021
Cマット・パラディスの今シーズンの年俸を100万ドルほど下げ、さらにキャップスペースを3600万ドルへ広げました。ちまちまと、でも確実に。
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