2020WEEK4アリゾナ・カーディナルス戦の感想
- 2020.10.05
- カロライナ・パンサーズ
- NFL, パンサーズ

オフェンスの感想
3rdダウン成功率7/11(64%)。ニーダウンした前半と後半最後を除く8回の攻撃ドライブの内、6回で得点に繋げるドライブを披露(4TD・2FG(1回は失敗))。
OCジョー・ブレイディ、おそるべし。
QB
CMP/ATT | YDS | SK | TD | LG | INT | RT | |
T.Bridgewater | 26/37 | 276 | 0 | 2 | 24 | 1 | 98.5 |
3rdダウン10ヤード前後のパスを確実に決めたり、失敗したものの今シーズン初めて50ヤード近いロングパスを投げたりと、良きパフォーマンスでした。ちょっとブリッジウォーターを見直しました。ディフェンスに囲まれながらの18ヤードTDランは痺れたね。
…と褒めて終わりたいところですが、そう言っていられないことも。
30ヤード以上のパス精度は悪く、インターセプトされた場面含め、ショートパス以外はオーバースローが多かったです。5~10ヤード程度の浮かせるパスも相変わらずオーバースローと、こちらに関してはただ単に苦手なのかもしれないという事情が発覚。ほぼインターセプトという危ないパスもあったので、この辺りは要修正です。
OL
ラッセル・オクングが欠場となり、グレッグ・リトルが代わりにLTとして出場していました。その結果、ブリッジウォーターは被サック0。プレッシャーのかかる場面も少なかったです。
OLの出来は、今シーズン1番良かったと思います。これはもしやオクングがダメだったのか?
RB
ATT | YDS | AVG | LG | TD | |
M.Davis | 16 | 84 | 5.3 | 21 | 1 |
R.Bonnafon | 10 | 53 | 5.3 | 22 | 0 |
T.Bridgewater | 6 | 32 | 5.3 | 18 | 1 |
A.Armah | 1 | 2 | 2.0 | 2 | 0 |
マイク・デービスありがとう、これに尽きます。カットバックやスピンムーブでタックルをするりとかわし、予定のランルートがダメだと判断すると瞬時に別のルートへ移行しヤードを稼ぐランは本当に素晴らしかったです。レジー・ボナフォンも良かったです。
WR
REC/TAR | YDS | AVG | LG | TD | |
R.Anderson | 8/11 | 99 | 12.4 | 24 | 0 |
M.Davis | 5/6 | 27 | 5.4 | 20 | 0 |
D.Moore | 4/6 | 49 | 12.3 | 23 | 0 |
C.Samuel | 3/4 | 51 | 17.0 | 24 | 0 |
R.Bonnafon | 2/2 | 18 | 9.0 | 15 | 1 |
I.Thomas | 2/5 | 5 | 2.5 | 3 | 1 |
C.Manhertz | 1/1 | 17 | 17.0 | 17 | 0 |
S.Roberts | 1/1 | 10 | 10.0 | 10 | 0 |
ショートパスが多かったので全体的にこじんまりとしたスタッツかなと思いきや、ロビー・アンダーソンがほぼ100ヤードも稼いでいたんですね。頼りになります。
ディフェンスの感想
日に日に良くなってます。こんなにも急に良くなるとは、驚きながらも嬉しい限りです。OCだけでなくDC(フィル・スノウ)もパンサーズは有能だったか。
QBカイラー・マレーに一撃48ヤードランを許していますが、点差の開いた終盤の出来事なので、そこまで気にしなくていいです。その後あっさりTDを取られた所は反省点ですけど。
DL
ランはトータル129ヤード許していますが、マレーの分(トータル78ヤード)を除くと、RBに走られたのは実質51ヤードと、今シーズン初めて封じ込めたと言えます。
パスラッシュに関しては奪ったサック1ながら、許したパスはわずか133ヤードとマレーに対し十分なプレッシャーを与えられていました。DEイエトゥア・グロスマトスのファンブルフォースもお見事。
Brian Burns in his last two games:
5 tackles, TFL, 4 QB hits, sack, FF, pass defensed— Bill Voth (@PanthersBill) October 4, 2020
そして変わらず絶好調だったのは、DEブライアン・バーンズ。本当にキレッキレです。パーソナルファウルをしてしまいましたが、あれはOLの選手がバーンズの腕を離さなかったように見えたので、それに対して怒ったのだと思います。素行等に問題は無いでしょう。
LB
ジェレミー・チンがソロタックル5・トータル8とチームトップのタックル数を記録。これはもうLBとして育てましょう。
DB
上記のようにDLのおかげもあり、強力なカーディナルスのパスオフェンスを133ヤードに封じ込めました。CBドンテ・ジャクソン、CBラスル・ダグラス、Sトレ・ボストン、Sジャストン・バリスなどなど、多くの選手がしっかり活躍していたのも良かったです。
スペシャルチームの感想
Kジョーイ・スライは最後のFGを外してしまいましたが、左からのプレッシャーがあり右に逸らしてしまったように見えたので、仕方ないかなと思います。他は問題なし。
さいごに
ギアが上がって来ました。チームの完成度が試合を重ねる毎にどんどん良くなっています。あとはロングパスを決め、余計な反則の数を減らすことですかね。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
ARI | 0 | 7 | 7 | 7 | 21 |
CAR | 14 | 7 | 7 | 3 | 31 |
パンサーズはカーディナルスと相性がいいね。ここ何年かの対カーディナルスは全て完勝している気がします。
<余談>
— Carolina Panthers (@Panthers) October 4, 2020
先週の@チャージャーズ戦と今週のカーディナルス戦共に、各メディアは全てパンサーズが負けるという予想だったらしいですね。笑ってやりましょう。
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