寝耳に水なトレード発生
- 2020.03.05
- カロライナ・パンサーズ
- NFL, パンサーズ

Chargers trading LT Russell Okung to Panthers in exchange for OL Trai Turner. (via @rapsheet) pic.twitter.com/d5BJAW4cNL
— NFL (@NFL) March 4, 2020
パンサーズ一筋6年のGトライ・ターナーをチャージャーズへトレードに出し、31歳のTラッセル・オクングを獲得しました。ターナーはパンサーズとの契約を2年残して、オクングはチャージャーズとの契約を1年残したトレードとなっています。
オクングは、2010年シーホークスより全体10位指名されNFL入りした選手。2013年にはスーパーボウル制覇を経験し、2016年はブロンコス、2017~19年はチャージャーズでプレーを続けてきました。
世にも珍しい選手対選手のトレード。
このトレードにおけるパンサーズの思惑としては、やはりキャップスペースの確保でしょう。
再建中のチームとしてはキャップスペースに空きが無く(空きがあるチームから数えて20番目くらいでおよそ3000万ドル)、年俸約1000万ドルかつ脆いOLの一角ということで、ターナーに白羽の矢が立ってしまったのかなと。
ちなみにオクングも同じくらいの年俸を貰っていましたが、昨年は肺の病気を患い6試合の出場にとどまっていることや年齢のことから、パンサーズとの新契約はターナーより抑えられるはずです。
オクング獲得には昨年苦労したLTを任せられるという表向きの意味合いこそありますが、同ポジションでプレーしていたグレッグ・リトルやデニス・デイリーといった今年キャリア2年目となる若い選手たちも居る訳で、絶対的に必要な補強とは言えません。
ましてや5年連続プロボウルに選出されているパンサーズ生え抜き26歳のターナーを放出してまで、プロボウル選出2回の31歳オクングを獲得したかったとは思えないので、あくまで完全に妄想ですが、おそらくパンサーズとしては、本当はドラフト指名権とのトレードがしたかったと思います。
しかしターナーとの引き換えとなると2巡は欲しい。ただプロボウル選出5回を誇るとは言え、近年のパンサーズOLの脆さを考えると、そこまでの指名権を出してまで獲得したいチームは名乗り出なかった。
そこで新OLコーチのパット・マイヤーがちょうどオクングと同じく2017~19年までチャージャーズに在籍していた(しかもOLコーチを務めていた)縁もあり、今回のトレード話が持ち上がったと妄想しておきます。
ターナーにとっては少々残酷なトレードでしょうが、これもプロスポーツ、新天地での活躍を願っている。
オクングとの契約内容は分かり次第こちらに記載します。おそらく1年、あっても2年以内で、高くても年俸5億前後の契約になると予想。またこのトレードは、NFL新シーズン開幕となる現地3月18日まで正式決定とはならないようです。
ついでにもう1人の新加入選手を。
Former Browns’ DL Chris Smith is signing a 1-year deal with his hometown team, the Panthers, per source. Good for him. Smith’s girlfriend and the mother of one of his children was killed in September after being struck by a passing car after exiting Smith’s car.
— Adam Schefter (@AdamSchefter) March 5, 2020
28歳のDEクリス・スミスと契約しました。2014年ジャガーズより5巡指名されNFL入りした選手で、その後ベンガルズ→ブラウンズと渡り、昨年12月ブラウンズより放出されていました。
契約は1年で分かり次第こちらに記載します。パンサーズの地元ノースカロライナ出身で悲しいことを乗り越えた選手、ぜひとも頑張っていただきたい。
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