【プレビュー】WEEK8 ボルティモア・レイブンズ

【プレビュー】WEEK8 ボルティモア・レイブンズ

敵地での大逆転劇を成し遂げた次なる相手は、攻守共に好調のレイブンズ。難敵とホームでの一戦、プレビューしていきます。

INJURY REPORT

パンサーズ

S Rashaan Gaulden 足首 Doubtful
WR Torrey Smith Out
LB Andre Smith ハムストリング Out

イーグルス戦勝利の立役者であるWRスミスがまさかのOutということで、若いWRたちの活躍に期待しよう。

またQBキャム・ニュートンが右肩を痛めているようで、練習を制限していました。出場には問題無いようですが、2年前から不安を抱えている箇所なので心配です。ただでさえ今シーズンはパスがうまくいっていないというのに…

レイブンズ

C Bradley Bozeman 腓腹筋 Questionable
LB/DB Anthony Levine Sr. ハムストリング Questionable
CB Anthony Averett ハムストリング Questionable
CB Jimmy Smith 鼠径部 Questionable
G/T Alex Lewis Doubtful
G/T James Hurst 背中 Out
CB Marlon Humphrey 大腿 Out

OLルイスとCBハンフリーがデプス1番手です。特にハンフリーはパスディフェンスの重要選手なので、痛手と思われます。

 

※WEEK7終了時点のパンサーズのチーム成績がこちら↓

《オフェンス》

総合:18位 パス:22位 ラン:4位

《ディフェンス》

総合:13位 パス:17位 ラン:8位

VSレイブンズ

オフェンス

総合:9位 パス:9位 ラン:24位

QBはジョー・フラッコ。ここまでパス獲得2067ヤード・11TD・4INTと好成績を収めています。被サック数も7試合終えて12と少ないので、OLも安定感があると言えるでしょう。

エースRBは、ここまで309ヤードを獲得しているアレックス・コリンズ。しかし強力とは言えないので、ランをそこまで警戒する必要は無いと思います。

レシーバー陣は、いずれもWRのジョン・ブラウン、マイケル・クラブツリー、ウィリー・スニードの3人が中心となっています。近年のNFLでは珍しく、あまりTEがレシーバーとして活躍していないチームなので、シンプルにWR対CB・Sというマッチアップで負けないことも大事になってきそうです。

そんなレイブンズオフェンスに対して、まずはランをしっかりと止め、パスは主にWRをマークする形で守っていきたいです。戦術を理解していないとよく言われるフラッコを、どれだけ混乱させられるかも重要ですね。

ちなみに今年のドラフト1巡で指名したQBラマー・ジャクソンは、度々QBの立ち位置で登場して来ます。大体ランプレーのことが多い(ここまで20回103ヤード獲得)ので、QBがジャクソンに代わっていたらランに警戒しましょう。

ディフェンス

総合:1位 パス:2位 ラン:7位

堂々たる総合1位を誇るレイブンズのディフェンス。3-4の布陣で、OLBとしてパスラッシュをかけてくるテレル・サッグスとザダリアス・スミスが共に5.5サックをあげており注意が必要です。

チームを統率するのは、リーグ屈指のMLBであるC.J.モズリー。その後ろには、共にベテランのCBブランドン・カーとSエリック・ウェデル、若手のSトニー・ジェファーソンといった選手たちが控えており、ディフェンス総合1位の名に反しない非常に優秀なディフェンスを構築しています。

この強力ディフェンスを切り崩す鍵はランしかないでしょう。クリスチャン・マキャーフリー、そしてニュートンのランをうまく使い、攻略の道筋を見つけて行きたいです。

ただCBハンフリーが出場できないことから、そこを狙い目としたパスを積極的に投げることも効果的だと思います。カーティス・サミュエルやD.J.モーアといったスピードのあるWRを走らせると良い効果を生みそうです。

 

さいごに

非常に強力なディフェンスを誇るレイブンズ相手に、ニュートンの調子で左右されるパンサーズオフェンスがどれだけ対抗できるか。ここが大きな注目点であり、勝敗を左右することになるでしょう。

WEEK8 ボルティモア・レイブンズ戦は、日本時間10/29(月)朝2時頃キックオフです。