【感想】WEEK17@ニューオーリンズ・セインツ

【感想】WEEK17@ニューオーリンズ・セインツ
1Q 2Q 3Q 4Q Total
CAR 13 10 7 3 33
NO 0 0 0 14 14

良い年の瀬となりました。

勝因

QBカイル・アレン

不思議なQBでした。10~20ヤードくらいのパス精度は悪いのに、30ヤード超のパスになると何故か絶妙に上手い。

そんなドラフト外ルーキーのおかげで、約2ヶ月ぶりに勝利をあげることができました。しかもセインツディフェンスはフルメンバーという状況で(負傷者はちらほら出ていましたが)。凄いことをやってのけたよ。

パス獲得228ヤード・2TD・0INT・レーティング111.3という成績は、NFL初先発のルーキーとして文句無しです。素晴らしいパフォーマンスでした。肩の痛みはしっかりと療養してください。

OCノーブ・ターナー

そんな初先発ルーキーでさえも活躍させてしまうOCターナーの手腕は見直しました。なんか色々言ってごめん。おそるべしオフェンスの鬼。

パンサーズディフェンス

セインツQBがテディ・ブリッジウォーターだったこともありますが、後半から主力選手をベンチに下げながらもセインツオフェンスを封じ込めることができました。やはりパンサーズディフェンスはこうでないと。

要所の反則

反則を誘うようなパスを投げていたアレンも見事ですが、セインツディフェンスがタイミングよく3rdダウンの時に反則をして助けられた場面は少なからずありました。

ドリュー・ブリーズとアルビン・カマラ

の居ないセインツオフェンスがこんなにも別チームだとは驚きました。やはりブリーズのチームだったか。

 

QBキャム・ニュートンやRBクリスチャン・マキャーフリーの出場しないオフェンスで得点を積み重ね、DTケイワン・ショートやLBルーク・キークリーが出場しなくてもディフェンスは崩れることなく勝利。組織力の高さを実感した、結果も内容も大満足の試合でした。

 

オフェンス

CMP/ATT YDS TD INT RT
K.Allen 16/27 228 2 0 111.3

QBアレンの成績。被サックは0、パス獲得最長は53ヤード。

3週間前までPSに居たとは思えない大活躍。粗さはあるものの、想像を遥かに超える最高のプレーを見せてくれてました。

そしてCライアン・カリルは、最後に先発QBの被サック0という最高の仕事をして現役引退となりました。12年間ありがとう。あんたは最高のCだ。

CMP/ATT YDS TD INT RT
G.Gilbert 2/3 40 0 0 109.7

アレンが第4Qに肩を痛め登板したギルバート。卒なく自分の役割を果たしてくれました。これでプレシーズン中パンサーズに在籍していたQB全員(ニュートン、ハイニキ、ギルバート、アレン)がレギュラーシーズンに出場したことになります。ある意味奇跡。

ちなみにギルバートも負傷した場合は、RBクリスチャン・マキャーフリーがQBとして出場する予定だったそうな。もうオフェンスはマキャーフリーだけで成り立つんじゃないか?(^_^;)

ATT YDS AVG LG TD
C.Artis-Payne 16 56 3.5 15 1
K.Allen 5 19 3.8 10 1
C.McCaffrey 4 18 4.5 7 0
T.Cadet 11 17 1.5 5 0
A.Armah 1 1 1.0 1 0

ラン成績。トータルは111ヤード。

最初のドライブでTDを取ってからマキャーフリーをベンチに下げアーティスペインを起用。さらに後半はカデットを起用するなど、来シーズンに向けて選手を試していました。それだけ余裕のある試合展開を作ってくれたアレンやディフェンスに感謝。

REC/TAR YDS AVG LG TD
I.Thomas 5/7 61 12.2 31 1
D.Moore 4/8 81 20.3 38 0
C.Samuel 2/4 72 36.0 53 1
J.Wright 2/4 20 10.0 11 0
C.Artis-Payne 2/2 2 1.0 3 0
C.McCaffrey 1/1 22 22.0 22 0
A.Armah 1/1 5 5.0 5 0
T.Cadet 1/1 5 5.0 5 0
T.Smith 1/1 0 0.0 0 0

レシーバーの成績。トータルは268ヤード。

シーズン最終戦、明暗がはっきりと分かれました。ルーキーのWRモーアとTEトーマス、2年目のWRサミュエルといった若手たちは、最高のパフォーマンスを見せてくれました。

モーアのスーパーキャッチ。来シーズンの更なる飛躍が楽しみだ。

トーマスのバックショルダーキャッチ。確実に成長を遂げている。

サミュエルの53ヤードTD。そこにしっかりと投げ込んだアレンも凄い。

一方ベテランWRのスミスは相変わらず出番が無く、WRデビン・ファンチェスに至ってはアクティブ登録すら無し(ノットアクティブ)。ファンチェス、本当に来シーズンはパンサーズに居ないかもなぁ…

 

ディフェンス

この日1サックを奪ったDEジュリアス・ペッパーズは、あと0.5サックでNFL歴代3位タイ、あと1サックでNFL歴代3位でした。実に惜しい。

QBブリッジウォーターは、パス獲得118ヤード(14/22)・1TD・1INT・レーティング73.7という成績。サックは2しか奪えませんでしたが、ほぼ完封と言っていいでしょう。Sコリン・ジョーンズのインターセプトはお見事。

レシーバー陣は軒並み獲得30ヤード以内に抑えました。これはパンサーズディフェンスが凄いのか、はたまたブリッジウォーターがダメ過ぎたのか。

ランはドウェイン・ワシントンに11回108ヤードを許しましたが、LBキークリーやLBトーマス・デービスなどの主力選手がベンチに下がっていた後半の出来事なので、特に気にする必要はありません。気分は良くないですけど。

タックルリーダーは、ソロはCBコンビのドンテ・ジャクソンとジェームズ・ブラッドベリーが仲良く6回、トータルはジャクソンの8回でした。2人共シーズン通していい働きをしてくれました。

 

スペシャルチーム

Kチャンドラー・キャタンザーロは、気持ちよく2TDをあげた後のエクストラポイントを外した時以外、51ヤードFGを決めるなど問題無し。Pマイケル・パラディは、いつも通り完璧でした。

 

まとめ

前半の攻撃ドライブ全てで得点をあげ快勝。気持ちよくシーズンを終えることができました。

2018年のドラフト外でパンサーズへ加入後PS入り。その後1度は放出されたものの再びPS入りし、初先発初勝利。アレンの底知れぬ実力は今後楽しみです。

2018年シーズン結果は、7勝9敗(地区3位)でレギュラーシーズン敗退。2019年のドラフト指名順位は16位となりました。ドラフトで狙うポジションは、ベテラン選手の去就次第ですね。

 

最後に、これからセインツとプレーオフで戦うみなさんへ。

ディフェンスは脆弱ですよー恐れることないですよー勝てますよー|д゚)

 

2018年シーズンを振り返ってみて

レギュラーシーズンで勝てていなかったカウボーイズからの勝利で幕を開けた2018年。

WEEK5ジャイアンツ戦では劇的な63ヤードFGを決め勝利。さらにWEEK7@イーグルス戦は17点差を第4Qのみで跳ね返し大逆転勝利をあげるなど、シーズン前半は勢いのあるチームそのものでした。この時期はプレーオフ進出を信じて疑わなかったなぁ。

ところが、シーズン後半の開幕戦となるWEEK10@スティーラーズ戦で惨敗し勝利の歯車が崩壊。QBニュートンが右肩を痛める不運も連鎖し、そこから日の目を見ること無くまさかの7連敗。プレーオフ進出は幻となってしまいました。

 

シーズン前半の喜び、スティーラーズ戦の怒り、ロングパスを投げられないニュートンの哀しみ、最終戦に待っていた楽しみ。

喜怒哀楽、全ての感情を抱いたシーズンでした。2019年は、喜びと楽しみだけのシーズンになって欲しいですね。

 

ちなみに、

  • 2015~6年 スーパーボウル進出
  • 2016~7年 レギュラーシーズン敗退
  • 2017~8年 プレーオフ進出
  • 2018~9年 レギュラーシーズン敗退

ということで、2019~20年シーズンはプレーオフ進出…のはずです。そう信じて、2019年も変わらずパンサーズを応援して行きます。悲願のスーパーボウル初制覇を掴み取る、その日を夢見て。

 

1年間当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。皆様とパンサーズのご健康とご多幸をお祈りいたしております。よいお年を。