【感想】WEEK16アトランタ・ファルコンズ
- 2018.12.24
- カロライナ・パンサーズ
- NFL, パンサーズ

1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
ATL | 7 | 3 | 14 | 0 | 24 |
CAR | 7 | 3 | 0 | 0 | 10 |
敗戦。夢は見させてもらった。
敗因
というよりは「まぁ、しょうがないよね」という感じでしょうか。
前半2ミニッツのTDチャンスでインターセプトされたり、第3Qでいとも簡単に2TDを奪われたりと敗戦のターニングポイントになってしまった場面は確かにありました。しかし、もともと厳しい試合になることは想定内であり、こちらのQBはNFL初先発の25歳、あちらは百戦錬磨のハイパーオフェンス。単純に力の差が出たと思います。
加えてQBテイラー・ハイニキが左肘を負傷する不運も重なり無念の結果に。それまでは良い雰囲気だったのですが、そのことでリズムが狂ったように見えました。前半だけ見れば十分期待を抱かせてくれる内容、それだけでも御の字です。よくやってくれました。
NFLはそんなに甘くないということだ。一朝一夕で勝利をあげられるような世界ではないのさ。
オフェンス
CMP/ATT | YDS | TD | INT | RT | |
T.Heinicke | 33/53 | 274 | 1 | 3 | 58.2 |
ハイニキの成績。被サックは2、パス獲得最長は27ヤード。
ほろ苦デビューとなりました。立ち上がりの期待感は満載だったのですが、負傷してから平凡なバックアップQBに降格してしまった印象です。本人が1番悔やんでいることでしょう。これも収穫、勉強だ。
ただ30ヤード以上のパスをポンポン投げていたので、やはり今までのオフェンスは、ニュートンの肩を配慮したプレーコールだったんだなと分かりました。勘違いしてすまんなターナーさん。
CMP/ATT | YDS | TD | INT | RT | |
K.Allen | 4/4 | 38 | 0 | 0 | 106.2 |
ハイニキが一時離脱したあと短い時間でしたが、今年のドラフト外で獲得したルーキーのカイル・アレンもついでにデビュー戦となりました。被サックは0、パス最長は24ヤード。もしかしたらアレンをそのまま続投させておいた方がよかったかもしれないね。
ATT | YDS | AVG | LG | TD | |
C.McCaffrey | 21 | 101 | 4.8 | 13 | 0 |
T.Heinicke | 3 | 33 | 11.0 | 19 | 0 |
C.Artis-Payne | 1 | 7 | 7.0 | 7 | 0 |
ラン成績。トータルは141ヤード。
やはりというか、マキャーフリー様様でした。100ヤード越えを達成、そしてシーズン1000ヤード越えも達成しました。おめでとう、そして本当にありがとう。
REC/TAR | YDS | AVG | LG | TD | |
C.McCaffrey | 12/13 | 77 | 6.4 | 14 | 0 |
J.Wright | 7/8 | 69 | 9.9 | 24 | 0 |
C.Samuel | 7/13 | 41 | 5.9 | 9 | 0 |
I.Thomas | 4/5 | 48 | 12.0 | 27 | 1 |
D.Funchess | 2/4 | 23 | 11.5 | 13 | 0 |
D.Moore | 2/7 | 19 | 9.5 | 15 | 0 |
T.Smith | 1/2 | 19 | 19.0 | 19 | 0 |
C.Artis-Payne | 1/2 | 13 | 13.0 | 13 | 0 |
K.Barner | 1/1 | 3 | 3.0 | 3 | 0 |
パス成績。トータルは312ヤード。
こちらでもマキャーフリー様様でした。レシーブヤード合計845ヤードとその辺のWR以上に稼ぎまくっています。またTDをあげたTEトーマスは、QBハイニキと相性が良さそうでした。今まであまり触れていませんでしたが、WRライトは今回も地味に活躍してくれています。
ディフェンス
QBマット・ライアンは、パス獲得239ヤード(15/26)・3TD・0INT・レーティング126.9という成績。44ヤード、75ヤードといった一撃TDにやられたくらいで、それらを除くとライアンの本領発揮は防ぎました。サックは1しか奪えませんでしたが、適度にプレッシャーを与えられファンブルも獲得したので悪くはない。
レシーバーは、絶対的エースWRのフリオ・ジョーンズが獲得28ヤードに止まりました。要所でのお願いフリオはいつも通りでしたが、怪我の影響で明らかに本調子ではありませんでした(特にスピード)。その分他のレシーバーにやられたものの反省点は上記の一撃くらいで、ある程度は抑えることができていたと思います。
RBは、因縁のテヴィン・コールマンを51ヤードに抑えましたが、まさかの伏兵ブライアン・ヒルにたった8回のアテンプトで115ヤードも走られました。DTケイワン・ショートとLBシャック・トンプソンが欠場していたとはいえ、毎回バックアップRBに100ヤード以上走られるのは気分が悪い。この借りは来年たっぷりと返したいですね。
タックルリーダーは、ソロはLBルーク・キークリーの4回、トータルはLBキークリーとLBデービスの6回でした。
スペシャルチーム
Kチャンドラー・キャタンザーロは、パンサーズに来てから初の50ヤードという長距離FGを無事成功。Pマイケル・パラディはいつも通り。
まとめ
前半の期待感と後半の虚無感。天国と地獄を交互に見たような試合でした。ちょっと希望を持てただけでも嬉しかったよ。
これで完全にプレーオフ進出が無くなりました。そしてセインツが第1シードを確定させたので、セインツとの最終戦は互いに主力温存の試合となりそうです。パンサーズにとっては、来シーズンに向けた選手査定となるでしょう。それはそれで楽しみだ。
<カリル兄>
Thank you, 6️⃣7️⃣ pic.twitter.com/qyopIjb2GT
— Carolina Panthers (@Panthers) 2018年12月23日
Cライアン・カリルが今シーズン限りでの引退を発表しました(以前に発表していたら見逃し申し訳ない)。
パンサーズ一筋12年。キャリア129回の先発はOLとしてフランチャイズ2位、プロボウル5回選出はフランチャイズ記録タイと共に偉大な記録です。
ここ3年は首の怪我に悩まされ欠場も増えていましたが、今シーズンはここまで全試合に先発出場。GやTの選手が怪我で離脱する中、OLのリーダーとしてオフェンスを引っ張ってくれました。
ありがとう。お疲れ様でした。
さて、これで弟マット・カリルともお別れできますね。パンサーズへやって来た昨シーズンは平凡な活躍、今シーズンは怪我で全休。年12億払う価値があるのか精査してくださいねフロントの皆さん。
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