これがパンサーズディフェンスの答えだ
- 2018.09.28
- カロライナ・パンサーズ
- NFL, パンサーズ

BYEの今週。何人かの選手入れ替えが行われています。
Safety Dezmen Southward, who appeared in one game last year between practice squad stints, has been added back to the p-squad. Space opened when CB Josh Hawkins was promoted to the 53.
— Bryan Strickland (@PanthersBryan) 2018年9月24日
まずはPS。空いたスペースにSデズメン・サウスワードが戻ってきました。おかえり。
Welcome to Carolina!https://t.co/QopypdFBMM
— Carolina Panthers (@Panthers) 2018年9月25日
続きましてロスター。怪我人続出のOLに新たな戦力が加わりました。
Tマーシャル・ニューハウス。キャリア9年目の30歳。
パッカーズ、ベンガルズ、ジャイアンツ、レイダースと渡り歩き今シーズンはビルズに在籍。パッカーズ、ジャイアンツ、レイダース時代は先発を務めていましたが、ビルズではバックアップだったこともあり、9月25日にチームはトレードを決意。
パンサーズは対価として2021年のドラフト7巡指名権を譲渡し獲得しました。契約は1年でビルズと契約した時の額(1年150万ドル)の内、未払いの額(およそ100万ドル)を引き継ぐ形となっています。また今回のトレードで、開幕直前に獲得したTコーリー・ロビンソンを放出しています。
念には念をということで、事情の苦しいOLの補強は嬉しいですね。
そして昨日のビッグニュース。
#Panthers have signed safety Eric Reid pic.twitter.com/X58eXxuQAC
— Carolina Panthers (@Panthers) 2018年9月27日
超即戦力選手を獲得しました。
Sエリック・リード。キャリア6年目の26歳。
2013年に49ersから1巡(全体18位)で指名され、5シーズンを同チームで主力として過ごして来ました。そして今年FAとなっていたのですが所属先が決まらず、このタイミングでパンサーズと契約する運びとなりました。
Sは開幕前から不安のあるポジションでしたが、ここに来て今年獲得したSダノリス・サーシーが脳震とうを発症。プレシーズンでも1度発症しており、短期間で2度の発症はさすがに厳しいと判断しサーシーをIRに置き、未だFA状態だったリードに目を付けたという流れですね。
ルーキーイヤーにはプロボウルにも選出されており年齢もまだ若い。それなのに何故、所属先が中々決まらなかったかという理由についてはNFLJAPANさんの記事をご覧ください。日本語なので分かりやすいと思います。
2016年、NFL界を揺るがした国歌斉唱起立問題。リードは、その発端となったQBコリン・キャパニックに真っ先に賛同し膝をついた選手だったのです。このことが、少なからず影響してしまっていたのは事実でしょう。悲しいことですが。
しかし記事によれば、49ersやシーホークスに契約を持ちかけられていたそうな。49ersとは色々あったので拒否、シーホークスとは提示されたのが1年契約・シーズン前だったこともあり様子見をしたというところでしょうか。シーズンも開幕したことでなりふり構わっていられず、そこにパンサーズがうまく声をかけたという形ですかね。
The #Panthers signed S Eric Reid to a 1-year deal that can be worth $1.9M max, source said. It has a base of $1M, but includes play-time incentives, Pro Bowl incentives, and per-game roster bonuses.
— Ian Rapoport (@RapSheet) 2018年9月27日
契約は1年100万ドルで、様々な条件をクリアすると最大で190万ドルになるそうです。これだけの選手であれば、かなりお買得と言えるでしょう。
ちなみにWRトーリー・スミスがリード獲得についてパンサーズへ猛プッシュしていたそうですが、スミスは2015~16年に49ersに在籍しており、その時のチームメイトだったことからそういった言動をしていたのだと思われます。軽く本人のTwitterを遡って確認してみましたがそういった発言は見つかりませんでしたけども。
いやぁ、驚いた。
上記記事ではけなされていますが、ベンガルズ戦ではタックル数チームトップとコリン・ジョーンズは十分サーシーの穴埋めをしてくれていたと思います。試合途中に代わったと書かれている(※オフェンスのプレー選択や状況によって選手を使い分けるのはどのポジションでもあることです)ルーキーのラシャーン・ゴールデンもCBドンテ・ジャクソンのように化けるかもしれませんし、Sの補強をするとは正直思っていませんでした。
と言いながら、間違いなく活躍が見込めるリードの加入は非常に喜ばしいことです。ちょうどBYEなので、その間にチームに慣れてもらい、早ければWEEK5ジャイアンツ戦から先発してくれるでしょう。楽しみだ。
その結果…
- DT ケイワン・ショート(リーグ屈指のDT)、ドンタリ・ポー(新戦力)
- DE マリオ・アディソン(昨シーズン11サック)、ジュリアス・ペッパーズ(昨シーズン11サックのリビングレジェンド)、イーフェ・オバダ(WEEK3で大活躍)
- LB ルーク・キークリー(リーグ最強のLB)、シャック・トンプソン(若手LB筆頭)、トーマス・デービス(近々復帰の大ベテラン)
- CB ジェームズ・ブラッドベリー(着々と成長を続ける若手)、ドンテ・ジャクソン(大活躍ルーキー)
- S マイク・アダムス(安定の大ベテラン)、エリック・リード(←NEW)
パンサーズディフェンス、ここに極まれり。スーパーボウル進出を果たした2015~16年シーズンに引けを取らない布陣と言っても過言ではない。これは期待値が凄まじい(◎_◎)
さいごに。表面上の理由ではなく、一選手としての能力を見て補強を決断してくれたGMマーティ・ハーニー、HCロン・リベラ、そしてオーナーのデイビッド・テッパーには感謝。
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