【感想】ワイルドカード@ニューオーリンズ・セインツ
- 2018.01.08
- カロライナ・パンサーズ
- NFL, パンサーズ

超えられなかった僅かな壁。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | Total | |
CAR | 0 | 9 | 3 | 14 | 26 |
NO | 7 | 14 | 3 | 7 | 31 |
何か1つ歯車が噛み違えば…
TDが遠かった。それでも最後には流れが来た。けれどインテンショナルグラウンディング(事実上サック)で勝負が決まった。
いろいろありましたが、試合のポイントとしては↓になるのでしょう。でも、強いて挙げればになると思います。それだけ最終的には紙一重の試合でした。
第1Q 2分8秒 残り7ヤード地点 4th2
セインツの攻撃をしっかりと0に抑え、得点のチャンスまで漕ぎつけたこのシーン。
手堅くFGを選択したものの、Kグレアム・ガノーが25ヤードというエクストラポイント以下の距離をまさかの失敗。先制のチャンスを逃してしまいました。
結果論に過ぎない事は分かっていますが、個人的には4thギャンブル行ってもよかったのかなと思います。直前にWRケイレン・クレイのTDパスドロップこそありましたが、ドライブ全体の流れは悪くなかったので。ここで得点をあげる事ができていれば、確実に試合の流れは変わっていた事でしょう。
オフェンスも最後に流れを引き寄せた。ディフェンスもいくつかロングパスを決められたがランはきっちり抑えた。Kグレアム・ガノーも58ヤードを決めて見せた。ターンオーバーも無し。
誰も責められない、結果も内容も本当に僅差の試合でした。
オフェンス
CMP/ATT | YDS | SK | TD | LG | IN | RT | |
C.Newton | 24/40 | 349 | 4 | 2 | 56 | 0 | 105.1 |
立ち上がりは不安定でしたが、徐々に修正し十分な成績を収めました。強烈なヒットを喰らいサイドラインに下がる場面もありましたが無事で何より。
ATT | YDS | AVG | LG | TD | |
J.Stewart | 11 | 51 | 4.6 | 29 | 0 |
C.Newton | 8 | 37 | 4.6 | 10 | 0 |
C.McCaffrey | 6 | 16 | 2.7 | 7 | 0 |
F.Whittaker | 1 | 3 | 3 | 3 | 0 |
トータル107ヤード。欲を言えば、ニュートンのランをもっと出したかったはず。そうすればもう少しオフェンスをうまく展開できたかもしれない。
REC/TAR | YDS | AVG | LG | TD | |
G.Olsen | 8/12 | 107 | 13.4 | 24 | 1 |
C.McCaffrey | 6/8 | 101 | 16.8 | 56 | 1 |
D.Funchess | 4/8 | 79 | 19.8 | 24 | 0 |
K.Clay | 3/4 | 32 | 10.7 | 21 | 0 |
B.Bersin | 2/2 | 27 | 13.5 | 19 | 0 |
E.Dickson | 1/2 | 3 | 3 | 3 | 0 |
TEグレッグ・オルセンの大活躍にRBクリスチャン・マカーフリーの値千金TD。そしてクレイはドロップこそあったもののサイドライン際のナイスキャッチ等、来シーズンが楽しみなレシーバーとなりました。リターナーとしても優秀ですし。
ディフェンス
WRテッド・ギンに80ヤード、WRマイケル・トーマスに46ヤードのロングパスを許し、QBドリュー・ブリーズへのサックはわずかに1とパスオフェンスを崩し切る事はできませんでした。
それでもランをトータル41ヤードに抑え、度々ブリーズへプレッシャーをかけられていたと思います。セインツオフェンスを完全に封じ切るのは不可能に近いので、ランだけでも抑え込めたのは十分な成果と言えるでしょう。そう考えると、上記2つのロングパスが勿体なかったなぁ…(特にトーマスへのパスはプレーを崩していたからこそ)
あ、ちなみにSSマイク・アダムスはインターセプトしない方がよかったけど、その後すぐにオフェンスが前進したから問題なし。ディフェンスの性ってやつですね。
スペシャルチーム
ガノーさんもミスはあの1回だけで、Pマイケル・パラディも相変わらずの安定感。
心配されていたガノーさんも、なんとキャリアハイの29/30(96.7%)FG成功率でシーズンを終えました(ロングが48ヤードですが)。エクストラポイントが34/37(91.9%)と微妙なのは気になりますが、Pパラディ共々来シーズンもこの2人に託していいと言えるでしょう。
今まで80%前後だったFG成功率がこれだけ上がった要因の1つは、間違いなくルーキーKハリソン・バトカーの影響でしょう。今はチーフスに取られてしまいましたが、うまく発破をかけられたようです。…そんなバトカーもプレーオフでFGを外しチームが敗れるという謎の共鳴をしておりますが(-_-;)
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いやー、勝てた。だからこそ一層悔しい。
パンサーズの2017-2018シーズンは幕を閉じました。
ナイスゲームを見せてくれた選手・コーチ・スタッフに感謝です。
Jerry Richardson visits players after final game as owner (パンサーズ公式)
オーナーのジェリー・リチャードソンにとってラストゲームとなってしまいました。退任は本人の責任とは言え、やはりチャンピオンリングは欲しかっただろうな…。お疲れ様でした。
そして今シーズン当ブログをご覧いただき、本当にありがとうございました。来シーズン、スーパーボウルの時期にパンサーズをブログに書ける事を祈って、プレビュー・感想記事の締めの言葉とさせていただきます。
奇しくもビルズもインテンショナルグラウンディングを同じような状況でもらい敗戦とはこれ如何に。さて今後のプレーオフはどこを応援しようかね。。
<おまけ>
ずっと気になってて言おうかどうか迷っていたどーでもいい事ですが、今シーズン黒ベースのジャージ着用時は無敗でした(5試合しか無いとは言え)。そして今回のセインツ戦は白ベースのジャージ…たまたまですけどね(;’∀’)
心のどこかで「あっ、白か…」と思ってしまったのは内緒という事で…
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