さらば友よ
- 2017.11.01
- カロライナ・パンサーズ
- NFL, パンサーズ

※大分殴り書きのようになっています。予めご了承ください。
Kelvin Benjamin traded to Buffalo Bills (パンサーズ公式)
トレード期限3分前の出来事。今年もパンサーズは動き無しだなーと油断していた矢先の衝撃報道でした。
パンサーズのエースWRケルビン・ベンジャミンがビルズへトレードされました。ま た し て も ビ ル ズ。そしてその対価は来年のドラフト3巡と7巡指名権。せめてそこは2巡だろうがどんだけパンサーズから選手取れば気が済むんだいい加減にせえよマクダーモットおおお!!ヽ(`Д´)ノ
G | REC | YDS | AVG | YDS/G | LONG | TD | |
K.Benjamin | 8 | 32 | 475 | 14.8 | 59.4 | 43 | 2 |
今シーズンここまでの成績がこちら。決して悪い数字ではありません。今年のパンサーズオフェンスの湿り具合を考慮すれば十分すぎる活躍と言えるでしょう。
つまり、昨シーズン途中にその不甲斐なさからファルコンズ戦大敗の責任を負わされ放出されたCBベニ・ベンウィケレとは勝手が違う訳です。
WEEK8終了時点で5勝3敗とプレーオフ進出を狙える状況にも関わらず、チームの軸となるエースレシーバーの放出。しかもその理由は特になしと来ている(指名権目当てとか契約更新を控えていたとかあるにはあるけど…)。
せっかく不評だった前GMデイブ・ゲットルマンが交代し選手たちのチームに対する信頼を取り戻しつつあったのに、このままではフロントに対する不信感が再度蔓延しそうで怖い。パンサーズ諸悪の根源はゲットルマンでは無かったという事か…?
今シーズンを既に諦めたかのようなフロントの対応。…選手たちのモチベーション低下が1番心配です。
そんな傍若無人フロントの”おそらくこう思ったのではないか”という考えを一応書いておきます。
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今シーズン、WEEK8バッカニアーズ戦を含め3試合をわずか3点に抑え勝利しています。よって、フロントは「ディフェンスだけで勝てるチームだ」と思ったのでしょう。
そこでオフェンスを見直してみる。すると、ルーキーRBクリスチャン・マカーフリーがRBとしては機能してないが、WRとしていい働きを見せている事に気付きます。そうなるとWRが少し人員過多…と見えてしまったか。
その中で目に付いたのは、共に似た背格好のビッグターゲット、ベンジャミンとデビン・ファンチェス。ビッグターゲットなら復帰間近のグレッグ・オルセンや今シーズン飛躍を見せるエド・ディクソンといったTEで代用可能だろう。
ならどちらか放出しても大丈夫か。…契約更新を控えるベンジャミンだな。
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あくまで予想ですが、こういった考えがあったのではないでしょうか。
確かに最近のNFLは、高身長のビッグターゲットをTEが担い、マカーフリーのような身長180cm前後でスピードのあるWRの活躍が目立っています(オデル・ベッカム、アントニオ・ブラウン、ジュリアン・エデルマンなど)。
だからと言ってベンジャミンを放出しても構わないという結論に普通は至りませんけどね。
アメリカのプロスポーツにはこういった大型トレードが付きもの。起きてしまった事はどうしようもないし、興行やビジネスといった側面が強くあるのは承知の上です。
しかし中心選手をいとも簡単にトレードしてしまうようなチームは、いつか必ずファンの人に愛想尽かされます。MLBのマーリンズなんて分かりやすい例ですね。
今シーズンのパンサーズはどうなってしまうのか。次戦WEEK9は、奇しくも宿敵ファルコンズとホームでの決戦が待っています。
オフェンスが結果を残さないとブーイングの嵐が巻き起こる事でしょう。様々な想いが交錯する一戦となりそうです。
<余談>
パンサーズはタレント選手を多く抱えており、選手の総年俸も高かったはず。少しでも今後のサラリーに余裕を、といった意図はあったのかもしれない。
ベンジャミンの去った後、WR1番手となるのはファンチェス。そして最新のデプスではラッセル・シェパードが2番手となり、以降カーティス・サミュエル、ケイレン・クレイと続きます。残された選手たちにとっては先発を掴み取るチャンスなので、そこは頑張っていただきたい。
…のらりくらり書いてきたけど、やはり悲しい。ただただ悲しく、本当に残念だ。。
せめてもの救いは、ビルズもプレーオフ進出が狙えるチームだという事か…
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