【感想】WEEK4@ニューイングランド・ペイトリオッツ【選手情報追記】
- 2017.10.03
- カロライナ・パンサーズ
- NFL, パンサーズ

よもやの接戦。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | Total | |
CAR | 3 | 14 | 6 | 10 | 33 |
NE | 3 | 13 | 0 | 14 | 30 |
いやぁ…勝ちましたね…(;^ω^)
いろいろと気になった事を。
オフェンス
CMP/ATT | YDS | SK | TD | LG | INT | RT | |
C.Newton | 22/29 | 316 | 2 | 3 | 43 | 1 | 130.8 |
T.Brady | 32/45 | 307 | 3 | 2 | 43 | 0 | 104.6 |
なんということでしょう。わずか1週間で100近くレーティングが向上しましたぞ( ゚Д゚)
WEEK3までとは見違えるように良くなっていました。ニュートンのパス精度もロング以外は確実にあがっており、前試合の不甲斐無さからようやくギアが入ったかなと。WEEK3までほとんど無かったニュートンのデザインランを積極的に使うなど、プレーコールに変化が見られたのもオフェンス復活の要因と言えるでしょう。
レシービングヤードもケルビン・ベンジャミン104ヤード、デビン・ファンチェス70ヤード、エド・ディクソン62ヤードと上々。特にTEディクソンを有効に使えていたのは良かった。オルセン復帰までの間何とか持ちこたえられそうか。
ランの成績はジョナサン・スチュワート14回68ヤード、ニュートン8回44ヤード1TD、クリスチャン・マカーフリー6回16ヤード。やはりスチュワートのパワーランは頼りになるね。逆にマカーフリーの起用が今一つピンと来ないのは今後の改善点。スピードは魅力なんだけど、いかんせん当たりに弱いからRBとしての使いどころが難しいんだよなぁ…
対するペイトリオッツオフェンス、もといブレイディは相変わらず恐ろしい。寸分の狂いなくパスを投げ分ける技術、追い込まれても決して動じる事のない精神力。残り3分4th数ヤード、7点差を追いかけるあの極限の場面であんなパスが投げられるかね。。
あとライン勝負は五分だったと思います。OLはどっちもどっちキツそうでしたな。。
ディフェンス
確かにパンサーズオフェンスはうまく噛み合っていましたが、この試合において勝負を決めたのは、何を隠そうペイトリオッツディフェンス。
びっくりするほどフェイクに引っかかってくれて、大事な場面で反則してくれて。意思疎通がうまくいっていないのか、パンサーズオフェンスをとにかく助けてくれました。同点に追いつかれた返しのドライブ、3rdでサックを喰らった時は完全に終わったと思いましたよ。
↑驚くべきほど引っかかってくれたプレー。マカーフリーとOLが右へ流れディフェンスもS含め全て右へ。そこで左へ流れたRBフォジー・ウィテカーへパス、前にはディクソンがブロッカーとして存在。一気にTDへと向かったプレーコールでした。
まぁパンサーズディフェンスも良かったとは言えませんけどね(ジュリアス・ペッパーズ2サックは良かった)。ただ相手が相手なんで評価は難しいところです。今のペイトリオッツオフェンスを止められるチームなんて無いでしょうし(~_~;)
そんな中、先発CBダリル・ウォーリーの代わりに出場したキーヴォン・シーモア。そして試合中負傷離脱したカート・コールマンに代わり出場したデメトリウス・コックス。共にキャリア1年とルーキーの若い選手たちでしたが…どうでしょう。決して良かった訳ではありませんが、かなり悪かった訳でも無く。特にコックスは次戦も出場濃厚ですから、コールマン復帰まで何とか耐えて欲しいところです(以下追記あり)。
Kurt Coleman suffers MCL sprain (パンサーズ公式)
そのコールマンはMCL(膝の靭帯)損傷で復帰まで1ヶ月ほど(最低2週間)かかるそうです。開幕前恐れていたSの手薄さが露呈してきました。とてつもなく痛手です。
キッカー
最後に勝負を決めたのはKグレアム・ガノーの48ヤードFG。昨シーズンは開幕戦で50ヤードFGを外し敗北、その後チームの低迷に繋がりました。決めてくれてほっとしたよ。途中ポイントアフターをミスしたのは頂けないが。
このシーン。当然ペイトリオッツは嫌がらせタイムアウトを使いましたけど、ガノーがキックする前に使ってくれたんですよね。ちなみに昨シーズンのブロンコス戦ではタイムアウト→キック→成功からの失敗でした。最後の最後までペイトリオッツには本当に助けられましたな。
そして奇しくも、つい先週までPSに居たルーキーKハリソン・バトカーが新天地チーフスにて43ヤードFGを決めチームを勝利に導きました。最初48ヤードFGを外したときはどうなるかと思いましたが、その後はしっかり全FG成功。新天地での活躍は敵ながら喜ばしい。
勝利した事はもちろん嬉しいですが、ディフェンスはセインツ戦に続き30失点、加えて核となる選手コールマンの長期離脱。オフェンスもまだまだ安心できず、この調子を2~3試合続けることができて初めてニュートンを信用できます。ええ、まだ信用できませんとも。だって相当ペイトリオッツディフェンスのおかげでもありますから。
勝って兜の緒を締めよとはこの事、次戦以降も気を引き締めて試合に臨んで欲しいですね。
でも久しぶりにスカッとするオフェンスを見る事ができたのは大満足!!
<おまけ>
今年はロングFGがよく決まる。そしてビルズがファルコンズ撃破。よくやったビルズ!!
<追記>
Panthers sign safety Jairus Byrd (パンサーズ公式)
コールマンの離脱を受け、新たなSを緊急補強しました。
ジャイラス・バード。2009年ビルズに2巡指名されて以来3度のプロボウル選出経験を持つ30歳のベテランSです。2014年、満を持してセインツと6年の長期契約を結びましたが怪我の影響もありまともにプレーできず、今年の3月に放出されていました。
…緊急の割には良い選手が残っていたなぁ。かつての輝きを取り戻してくれれば最高だが…果たして。
この補強により、WRダミエル・バードがIR入りしています。試合中の強烈なヒットによる左腕骨折のようです。プレシーズン大活躍していた選手だけに残念。
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