【感想】WEEK9アトランタ・ファルコンズ

【感想】WEEK9アトランタ・ファルコンズ

駆け抜ける爽快感。

Q1 Q2 Q3 Q4 Total
ATL 10 0 0 7 17
CAR 0 14 6 0 20

勝利じゃああああああああ!!!!!

序盤こそQBマット・ライアン→WRフリオ・ジョーンズのホットラインや強気のギャンブルディフェンスに苦戦していましたが、終わってみれば内容的にもパンサーズの勝利となりました(タイムポゼッションもファルコンズより+5分)。…3点差なのでちょっとしたミスでひっくり返ってたかもしれませんけどね(-_-;)

 

 

勝敗を決めたポイント

《ランオフェンス》

が久しぶりに気持ち良く機能しました!!…主にQBキャム・ニュートンのおかげなのは相変わらずですが(;’∀’)

成績は後述として、この日のラン獲得トータルヤードは何と201。ファルコンズディフェンスがそこまで強力ではなかった影響もあると思いますが、とにかくランオフェンスを有効に使えた事で勝利を呼び込みました。OLもそこそこ良かったぜb

《2ファンブルを引きずらなかった》

開始早々に起きた事件。RBジョナサン・スチュワートが2ドライブ連続のファンブルという悪夢でした。しかもニュートンのロングランなど良いプレーが出た直後のファンブルだったので、嫌な空気と予感が流れまくってて恐ろしかったよあの時は。当たりに強いのは頼りになるんだが、倒れないのをいい事に無理に前進しようとしすぎるんだよなぁ、スチュワートは。

そのファンブルはファルコンズの得点に結びついてしまいましたが、うまく気持ちを切り替えて逆転に繋げられたのも勝利の要因ですね。何となく、その後スチュワートよりもRBクリスチャン・マカーフリーの出番が多かった気がするのは触れないでおこう。

《弘法も筆の誤り…か》

そして誰もが認めるであろう、試合のターニングポイントとなったこのプレー。

10点差を追いかけるファルコンズの攻撃。第4Q残り8分20秒、39ヤード地点で4thなんと7(ここでギャンブル仕掛けるファルコンズも強気すぎる)。完全にパンサーズディフェンスは騙されて前のめりに。

そこに走り込んだWRジョーンズはワイドワイドワイドオープン。ライアンのパスも完璧。パンサーズファン誰もが悪寒を感じたこの時…まさかまさかのドロップ。ジョーンズ程のスター選手でもああいう事があるんだねぇ。あまりにも簡単過ぎて油断したのかもしれないが。

その後FSカート・コールマンと何やらごそごそ。ジョーンズ曰く、どうやら精神的な事(spiritual)を諭されたようで(詳しくはパンサーズ公式サイトをどうぞ)。…そらニュートンに司教(Bishop)と名付けられる訳だ(^-^;

 

オフェンス

CMP/ATT YDS SK TD LG IN RT
C.Newton 13/24 137 1 0 33 0 71

ニュートンのパス成績。軒並み低いですが、全く問題ありません。なぜならこの日はランが出まくりましたので↓

ATT YDS AVG LG TD
C.Newton 9 86 9.6 34 1
C.McCaffrey 15 66 4.4 17 1
J.Stewart 11 21 1.9 9 0
C.Samuel 1 14 14 14 0
R.Shepard 1 11 11 11 0
C.Artis-Payne 1 3 3 3 0

ニュートンがリーディングラッシャーなのは…もうしょうがないのかな(~_~;)

ただマカーフリーはとても良かった。一度群衆を抜けてしまえばそのスピードとフットワークで数ヤードは前進できる。ようやくRBらしい働きを見る事ができました。

REC/TAR YDS AVG LG TD
D.Funchess 5/7 86 17.2 33 0
C.McCaffrey 5/6 28 5.6 9 0
C.Samuel 3/5 23 7.7 12 0

と言いながら、やはりレシーバーとしてもマカーフリーは活躍。万能選手に向けて着実に進歩しております。デビン・ファンチェスも十分な活躍、カーティス・サミュエルのライン際ナイスキャッチも見事でした。

 

ディフェンス

残念ながらWRジョーンズには118ヤード獲得を許しましたが、RBデヴォンタ・フリーマンをラン獲得46ヤードに抑えるなど要所をキッチリと締め、ファルコンズオフェンスに好き勝手やらせませんでした。サック数2・インターセプト1もファルコンズOLの強さを考えれば上出来でしょう(SSマイク・アダムスのインターセプトは交錯でレシーバーが倒れた事によるラッキーでしたけどね)。

第4Q、LBルーク・キークリーは流血しながらプレーしていました。その表情には鬼気迫る圧倒的なオーラを感じましたが、できれば誰か気付いて止めてあげて…(鼻血かもしれませんが)

 

――――――――

BYEWEEK前最大の山場と言えるファルコンズ戦を勝利で飾ったパンサーズ。

「あれ、WRケルビン・ベンジャミン不在でも大丈夫なのでは…?」

と思うかもしれませんが、この日はランプレーがうまく行った事こそオフェンス躍動の最大要因。まだ安心はできません。次戦マンデーナイトにおいて、ディフェンスの強力なドルフィンズとの一戦でその真価は問われるでしょう。

それでも昨シーズン散々やられたファルコンズ相手に、オフェンス・ディフェンス双方で大きな働きを見せてくれたのは今後大いに期待できます。やはりニュートンは走らせる事で調子が出るようだ。オフェンスのトリックプレーも効果的でしたね。

 

あとPマイケル・パラディも素晴らしかった。確実に成長してますなぁ。

<余談>

同地区のお話。

バッカニアーズはQBジェイミス・ウィンストンが数週間の負傷離脱。一応控えに元ジェッツ先発QBライアン・フィッツパトリックは居るけど、プレーオフ戦線からは後退と考えていいでしょう。

となると、現状一番の敵はセインツという事に。うーん、予想外だ。。