[BYE WEEKに考える] 低迷の原因、そして浮上のためには…

[BYE WEEKに考える] 低迷の原因、そして浮上のためには…

WEEK7、パンサーズはBYE WEEKでお休みです。

 

WEEK6が終わり1勝5敗…。誰がこの結果を予想できたでしょうか?だからNFLは面白い!…と言えばそうなんですが、ファンの立場からすれば辛いの一言です(´;ω;`)ウッ…

なぜパンサーズは、今シーズンここまで苦戦を強いられているのか。また、今後どのように勝ちを掴み取っていけばいいのか。このBYEの期間に整理しておきたいと思います。冷静に、冷静に。

データ参考はこちら

低迷の原因

パスディフェンスの崩壊

昨シーズン、リーグトップクラスのCBジョシュ・ノーマンを擁して防いできたパスディフェンスですが、ノーマンが抜けた穴は予想以上に大きかったという事なのか。WEEK4ファルコンズ戦、WEEK6セインツ戦では共に400ヤード以上稼がれており、WEEK5バッカニアーズ戦以外全チームに20点以上取られています。

しかし、これまで対戦してきたチームの合計パス獲得トータルヤードは1779、パンサーズのパス獲得トータルヤードは1749とそこまで大差ないのです(大差ないという事が問題でもありますが…)。

何を隠そう、私自身もパスディフェンスが一番の原因だと思っていたのですが、どうやらそういう訳でもなさそうなのです。…まだまだ問題が多そうなのね( ノД`)シクシク…

ターンオーバーレシオ

6試合を終えた段階のターンオーバーレシオは-8。…ええ、とんでもなく低いんですよ(-_-;)

昨シーズンのパンサーズは、ターンオーバーでゲームの流れをつかむ事が多かったのです。この数値では、試合の流れを掌握できないでしょう。。

サック数

6試合終えて、その合計数は12。1試合当たり2サックしかしていない事になります。ちょっと物足りないかな…。

しかもサック数トップがSトレ・ボストンの2回という現状です。DE、何してる。

接戦に勝てない

WEEK1ブロンコス戦は1点差、WEEK5バッカニアーズ戦は3点差、WEEK6セインツ戦も3点差と、ここまでの接戦は全て落としています。昨シーズンのパンサーズはこういった接戦は必ず勝ってきていたので、僅差のゲームに勝てないというのも不振の原因の一つでしょう。

 

挙げればきりがないですが、特にターンオーバーレシオが気になりますね…。この数値じゃあ厳しいはずだ。

そんなパンサーズの現状、どうすれば浮上のきっかけを掴めるであろうか。まずはオフェンス・ディフェンスのキーマンを確認します。

浮上の鍵となる選手

オフェンスのキーマン

  • QBキャム・ニュートン
  • TEグレッグ・オルセン

オフェンスのキーマンは上記2人でしょう。

CMP/ATT YDS CMP% TD INT SACK RT
C.Newton 104/180 1296 57.8 8 6 15 81.2

6試合終了時点のニュートンの成績です。インターセプトの数は気になります。被サックが多く見えるのは、WEEK3バイキングス戦で8サックもやられているからです…。

この先はインターセプトの数を減らしファンブルなどの安易なミスも無くし、常に冷静に立ち回って攻撃を引っ張って欲しいですな。ま、それが出来ていればこんな事にはなっていませんけどね(-_-;)

もう一人のキーマンに挙げたオルセンですが、何とここまで既に610ヤード獲得しています。TEではもちろん全体1位ですし、全レシーバーを含めても全体2位に付けています。今後のパスオフェンス最大のキーマンとも言えるでしょう。ベンジャミン、もちょっと頑張ってくれ。。(ベンジャミンは394ヤード)

ディフェンスのキーマン

  • CB陣

ディフェンスは言うまでもありません。CB陣がどれだけ奮起してくれるか、この1点です。

ルーキー3人(ブラッドベリー・ウォーリー・サンチェス)がどれだけ成長できるか、出場停止処分から復帰したレオナード・ジョンソンがどこまで活躍できるか、ロバート・マクレインやテディ・ウィリアムスといった控え組が先発を脅かす存在になれるか…。ともかく、CB陣の頑張り次第で今シーズンが決まると言っても過言ではありません。

 

では最後に、ここまで1勝5敗のパンサーズがプレーオフ進出を成し遂げる可能性はある!という明るい材料を確認しておきましょう!

昨シーズンのチーフスを思い出せ!

161018_rivera_600x360

Rivera using 2015 Chiefs as inspiration (パンサーズ公式)

昨シーズン、カンザスシティ・チーフスは1勝5敗の成績から破竹の10連勝を記録しプレーオフへ駒を進めています。…そう、今のパンサーズと同じ境遇からです。しかも当時のチーフスは、エースRBジャマール・チャールズを欠く中で10連勝という偉大な成績を残したのです。

つまり、例え1勝5敗という成績だろうが、まだシーズンは終わっちゃいないという事ですよ!

 

オフェンスは、序盤の頃に比べるとかなり改善が見られます。後はディフェンス次第。そこさえしっかりすれば勝機はあるはず…!そう信じて、この先も応援を続けます!

 

<おまけ>

パンサーズと同じ1勝5敗のニューヨーク・ジェッツも似たような状況なんですよね…。フロントは強力なのにDB陣がやられてる。パスオフェンス主体のNFLにおけるCBの大切さを改めて感じるシーズンとなっておりますわい(´・ω・`)