【FEヒーローズ】 任天堂がガチャ課金を採用した経緯の考察

【FEヒーローズ】 任天堂がガチャ課金を採用した経緯の考察

※ご指摘を受けて一部修正致しました。

今朝「ファイアーエムブレムダイレクト」が放送され、「ファイアーエムブレムヒーローズ」というスマホアプリの詳細が明らかになりました。

 

↑「ファイアーエムブレムヒーローズ」の映像はおよそ10分から。子安無双。

その中で、あるシーンが強く印象に残った人も多かったはず。それは、ゲーム内有料アイテム(オーブ)を使って新たなキャラクターを獲得するシステム…いわゆる”ガチャ”です。

任天堂がこれまでリリースしてきたアプリは、いずれもガチャシステムを採用していません(Miitomo、ポケモンGO、マリオラン)。3DSで展開している基本無料ソフト(バッジとれ~るセンター、ポケとるなど)もガチャシステムではありません。

今まで避けてきたとも取れるガチャシステムを、今回のアプリ「ファイアーエムブレムヒーローズ」で何故取り入れる事になったのか。…その答えは意外とシンプルな気がします。

 

それは、「ファイアーエムブレム」というブランドの特殊性に他なりません。

元はファミコン時代から続くロングヒットシリーズなのですが、4年前に発売された「ファイアーエムブレム 覚醒」の時に幕を閉じる予定のタイトルでした。その理由は、近年の売れ行きが悪かったからです。

しかし、イラストや世界観を一新して若者向けにシフトした「ファイアーエムブレム 覚醒」はよもやの大ヒット。絶体絶命の窮地から見事にシリーズ継続が決まったという過去を持ちます。

 

すると、次の作品「ファイアーエムブレムif」で大きな動きがありました。それは、かなり強気なダウンロードコンテンツ(DLC)や根強いファンを狙ったカードゲーム展開です。

ほぼ1作品並のボリュームがあるとはいえ、2000円という価格はDLCとしては相当高額な部類に入ります。他にも、トレーディングカードゲーム「ファイアーエムブレム・サイファ」を同じ時期に発売し、その限定カードを様々な商品の特典に付けたりするなど、あからさまにコアなファンを狙い撃ちしたような販売戦略を取って来たのです。

 

つまり、現在の「ファイアーエムブレム」の立ち位置としては、任天堂のIPでありながら割と何をやっても良いブランド、あるいは他のブランドでは試せないような事をやっても良いタイトル、といった様相になっています。ある意味割り切っているというか吹っ切れているというか…。

この事が、今回の「ファイアーエムブレムヒーローズ」にガチャシステムを採用した事へ繋がったのだと思います。

 

そうは言っても、今まで避けてきた道。他アプリ同様むやみにガチャを回し続けられるような仕組みを取るのでしょうか。

例えば、3DS用基本無料ソフト「みんなのポケモンスクランブル」では、課金アイテムを4800円分購入した時点でそれ以上課金できなくなり、以降は課金アイテムが無料で入手できるという画期的な仕組みを取り入れています。

ペアレンタルコントロール機能を付けて勝手に課金できないようにしたり、1日のガチャ回数を制限したりなど、何かしらの策を取って来るのではと予想しています。…まぁ、ファイアーエムブレムって大人向けのゲームだし、あんまそういうの考えてないのかもしれないけど。

 

勘違いされている方も居ますが、任天堂は元々”Free to Start(基本無料)”のシステムには賛同しています。誰でも気軽にゲーム体験ができるというのは、任天堂が目指すゲーム人口の拡大に繋がりますからね。

そしてガチャ課金についても、アプリ事業(ソーシャルゲーム事業)に参入を決めてから否定するような発言は無く、「ガチャシステムは物議を醸したりするから、新しい課金のシステムを作りたい」といった表現に留まっています。その結果生まれたのが「スーパーマリオラン」の一括購入システムなのですが、低能のバカが馬鹿にばか騒ぎしたせいで、そのシステムを今後使う事はないのかもしれませんけど。

 

任天堂がついに”ガチャ”に足を踏み入れた「ファイアーエムブレムヒーローズ」。

ファイアーエムブレムだからこそ採用したガチャシステムだと思いますが、何かしらの重課金対策はして欲しいですね。上記の制限だったり課金アイテムのばら撒きだったり。とにかくリリースされてからどうなるのか、見物です。2017/2/2、AndroidとiOS同日リリースです。

 

<おまけ>

どこぞの馬鹿共は「どうせ金儲けだろ」と揶揄するでしょうが、ガチャでの稼ぎとブランドイメージの低下を天秤にかけた時、任天堂がガチャシステムを採用するとは考えにくいです。一時の金よりもブランドの信用を取る会社ですから。

なので、「ファイアーエムブレムヒーローズ」はかなり思い切ったなぁという印象を受けます。これもファイアーエムブレムだからこそできる事なんでしょうが。

また、ガチャシステム採用で世間の反応を見るといった考えもあると思います。あまりにも反発が強いようなら、以降ガチャシステムを採用する事は無くなるでしょうし、思いの外風当たりが強くないと判断したら、以降もガチャシステムを取り入れたアプリ展開を…は無いか。「ファイアーエムブレムヒーローズ」の評判に関係なく、少なくとも今後リリースが予定されている「どうぶつの森」でガチャシステムを採用する事は絶対にないでしょうし。

しかし、動画にバッド評価が少ないのは驚いたなぁ。ガチャ課金を採用したアプリをリリースするという事でもっと批判されるかと思いきや…。これが日本の現状という訳か。目を覚ませ、お前たち。

 

…あ、ゲーム自体は超簡易版シミュレーションRPGといった感じで悪くないと思います。基本無料だしとりあえずやってみてもいいかなと。

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