【感想】WEEK2バファロー・ビルズ
- 2017.09.19
- カロライナ・パンサーズ
- NFL, パンサーズ

苦しい…
↑RBマカーフリーのスーパージャンピングキャッチ
2017シーズンのホーム開幕戦となったビルズ戦。まずは結果を確認。
Q1 | Q2 | Q3 | 4Q | Total | |
BUF | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 |
CAR | 3 | 3 | 0 | 3 | 9 |
勝ちました。でもWEEK1以上にディフェンスのおかげ、またしても冷や汗だらだらの勝利となりました。相手ルーキーWRゼイ・ジョーンズにはとても助けられたね(-_-;)
前半は完全にパンサーズペースでした。オフェンスもTDこそならなかったものの、ビルズセカンダリー陣が脆い事につけこみうまくパスを展開。ディフェンスは完全にビルズオフェンスを封じていました。RBルショーン・マッコイを完封は素晴らしい。
しかし後半は流れが一変します。
WEEK1からどうも高めに浮いていたキャム・ニュートンのパスが直る気配は無く、前半から猛烈なプレッシャーを喰らいまくっていたビルズディフェンスのフロント4に一層苦しめられます。
ディフェンスも相変わらずしっかり抑え込んでいたのですが、最後の最後に危いプレーを露呈。何とかドロップで事なきを得ましたが、もしあのパスが通っていたらと考えると怖くなります。。
それでは反省点などを。
あの力よ戻ってこい
CMP/ATT | YDS | SK | TD | LG | INT | RT | |
C.Newton | 20/32 | 228 | 6 | 0 | 24 | 0 | 83.9 |
ニュートンの成績。インターセプトまがいのパスもあり、まだまだ本来の実力から程遠い数字です。3本目のFGとなった直前のTDチャンスでも、走りながらとはいえわずか10ヤードほどのパスを高めに浮かしミススロー。あのパスが決まっていたらその時点で勝負あり、おまけにRBクリスチャン・マカーフリーの記念すべき初TDともなっていました。昨年までなら絶対にあり得ないパスミスですよね。
以下に続くものですが被サック数は6。この意味はもちろん…
オフェンシブラインは負けました
という事に他なりません。
ATT | YDS | AVG | LG | TD | |
J.Stewart | 15 | 40 | 2.7 | 10 | 0 |
C.McCaffery | 8 | 10 | 1.3 | 6 | 0 |
RB陣の成績。フロント4に苦しめられました。今年もパンサーズOLは改善されていないのか…
まぁ、カリルブラザーズのW先発が途切れた事も影響したのかもしれませんけど。
WEEK2で先発を務めたCはタイラー・ラーセン。そのためか、ディレー・オブ・ゲームの反則がやけに多かったです。この試合における厳しいOLの要因の1つかもしれませんね。
4年連続1000ヤードは諦めざるをえないのか…
勝ち負けより大きな出来事…だよな( ノД`)
ご存知の方も多いでしょうが、パンサーズの誇るTEグレッグ・オルセンが右足を骨折。全治6~8週間の診断を受けました。
ただ接触プレー絡みの怪我ではなく、エンドゾーンへ走り込んだ際(自身へのパスでもありません)自ら足を痛め退場しました。誰を責める事もできません。ここまで大きな怪我無くやってきた選手なので非常に残念ですが、少しでも早い復帰を心から望みます。
REC | YDS | AVG | LG | TD | |
G.Olsen | 3 | 28 | 9.3 | 17 | 0 |
WEEK2までの成績。不幸中の幸いか、実は今年のオルセンはそこまでパスターゲットになっていないのです。その代わりWRケルビン・ベンジャミンへのパスが圧倒的に多くなってるなぁという印象を持ちます。
もちろんオルセンが居るか居ないかではオフェンスの圧に雲泥の差がありますけど、ここまで見る限り、昨シーズンまでのように頼りっぱなしという訳でもないと思いますので、無理せず治療をして完全体で戻ってきて欲しいですね。プレーオフ進出、そしてスーパーボウル進出にはオルセンの力が絶対必要ですから。
パンサーズに悪夢、TEオルセンは足の骨折 (NFLJAPAN)
パンサーズがオルセンのありがたみを痛感するのはそう遠くない日であろう。
言われんでも分かっとるわヽ(`Д´)ノ
勝ちはしましたが、オルセンは負傷離脱しニュートンやベンジャミンは強烈なタックルにより体をうずくめる場面もありました。得たもの少なく失ったもの大きく、でしょうか。
ビルズHCショーン・マクダーモット。よくよく考えると彼は昨シーズンまでパンサーズDCを務めており、現パンサーズOCマイク・シューラとも長く同僚だった訳です。パンサーズオフェンスのやりたい事は手に取るように分かっていたかもしれませんね。そう思うと前半のオフェンスは上出来と言えるのかな。
最後に、パンサーズディフェンスの安定感と強靭さは昨年以上ではないでしょうか。若いCB陣の成長もあり、今年のディフェンスは並大抵のオフェンスでは安易に得点できない強固さを手に入た気がします。新DCスティーブ・ウィルクス、大したもんだ(以前DCやってた人ですけど)。
WEEK3はホームで同地区ニューオーリンズ・セインツとの対戦が待っています。
QBドリュー・ブリーズ率いるハイパーオフェンスの一方、ディフェンスはそこまで強くないチーム。今のパンサーズオフェンス・ディフェンスの真価が問われ、今後に続く重要な一戦となりそうです。
<勝手に緊急提言>
今年ニュートンにはあまり走らせないようプレーコールを組み立てているようですが、思い切って昨年までのように積極的に走らせた方がいいのではないかな。
今までも何度かポケットパサーとして育成を試みたそうですが失敗しています。つまり、ニュートンは適度に走らせる方が調子が出るんですよね。相手にとってもその方が脅威ですし。
もちろん、今年は手術明けという事情もあり無理をさせないという意味でのプランなのでしょうが、このままだとかつての活気あるオフェンスは見られない気がするんだよなぁ。OLは相変わらず微妙だけど、オフェンスには若くて活きのいい選手がたくさん居るのだから。
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